• Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309616735

感想・レビュー・書評

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  • 自分の好きな作家さんが、どんな本を14歳向けにお薦めしているか、興味を持って読み始め、これが見事にはまった。
    これは面白い。
    一番最初に登場する角田光代さんから、しんがりの上野千鶴子さんまで、実に30名の作家さんがその名を並べている。
    薦めている本の多種多様なことにも驚きだが、その難易度の高いことにもっと驚く。
    つまり、それだけ本気でこの課題に挑んだのだろう。
    数ページずつの推薦文もいつもとは文章の調子が違い、硬質で、しっかりと若者へのメッセージを放っている。
    それがとても清清しく新鮮で、どなたの文章もきらりと光る珠玉のような数行があり、14歳などはるか昔に過ぎたこの私でも、胸が熱くなってくるのだ。

    そしてもうひとつの発見は、作家さんの作風とご本人の好みとはあまり関連性がないものだなということ。
    言い換えれば、ほんの数冊読んだだけでその作家さんのことを知ったような気になるのは、読み手側の傲慢だなと、自省も込めてそう思う。
    例えば、角田光代さんは佐野洋子さんを推薦していて、もうこれで唖然としてしまう。
    吉田篤弘さんがサリンジャーの【フラニーとゾーイー】だもの。
    「えええ~!?そうだったんですか!」と突っ込みたくなった。
    そして、中江有里さんが中島らもさんの【明るい悩み相談室】。驚きでしょう?
    ギャグ漫画だと思ってゲラゲラ笑って読んだ【賭博黙示録 カイジ】を、熱く語ってお薦めしている小池龍之介さんにも眼からウロコだったし、この世の何も信じてなさそうな上野千鶴子さんが【聖書】をお薦めしている。
    しかも、この上野さんの文章がこの本の白眉なのだ。
    それはもう、思わず上野さんのファンになってしまうところだった(笑)。

    そう言えば私の3人の兄たちも、進級のたびによく本を買ってくれた。
    しかし、高校に入学したときの三番目の兄の贈り物には、正直泣いた。
    【エドガー・アラン・ポー】の全集だったのだ。
    「ありがとう」と言ったが、15歳の女子に【アッシャー家の崩壊】も【大烏】も怖すぎた。
    読まずに放り出すこと十数年。
    齢30にして始めて読んで、その魅力にしびれたのだった。
    無骨に見えた兄の、なんとロマンチストな一面があったことだろう。

    14歳まっただなかという子たちは、おそらくはこの本の中で推薦されている本を読まないかもしれない。
    それでも、「いつか」という棚に置いて、読みたい年齢になったときに読むことだろう。
    そのとき初めて、それぞれの作家さんの熱いメッセージの意味を知るだろう。
    そうであるようにと、願っている。

    • まろんさん
      nejidonさん、こんにちは。

      「この世の何も信じてなさそうな上野千鶴子さんが【聖書】」
      のくだりに噴き出してしまいました。
      思わずファ...
      nejidonさん、こんにちは。

      「この世の何も信じてなさそうな上野千鶴子さんが【聖書】」
      のくだりに噴き出してしまいました。
      思わずファンになってしまった、ではなくて「なってしまうところだった」というところも(笑)

      それにしても、進級のたびに本を買ってくださるお兄様が3人も?! 
      いいなぁ!!! 素敵すぎます。
      ひとりっ子で、たったひとりでもいいからお兄さんがほしかった。。。
      と、今でも夢にみてしまう私には、神々しすぎる理想のお兄様たちです。

      こんな魅力的なレビューに触れては、読まずにはいられない本ですね。

      2013/06/25
    • nejidonさん
      まろんさん、こんにちは♪
      いつもたくさんの花丸をくださって、ありがとうございます。

      おお、さすがのまろんさんです!
      上野千鶴子さんのくだり...
      まろんさん、こんにちは♪
      いつもたくさんの花丸をくださって、ありがとうございます。

      おお、さすがのまろんさんです!
      上野千鶴子さんのくだりに目をとめて下って、とってもとっても嬉しいです。
      (これが言いたいレビューだったりして・・笑)
      聖書を、宗教書として薦めているわけではないのですが、意外性において突出していました。
      そしてその文章がとにかく素晴らしいのです。
      だからと言って、、、いや、ファンの方もいらっしゃるかもしれないので、この辺で・・うはは。

      兄たちの話、そんなに感動してくださってありがとうございます。
      色々な本が互いの本棚を行き来するので「これはわたしの!」「いや、俺のだ!」とよく言い合っていました。
      さっさと引っ込まないと、痛いゲンコツが飛びました。
      まろんさんはひとりっ子でいらしたのですか。
      わぁお!それはなんと羨ましい。
      誰にも偉そうな口を挟まれず、からかわれることもなく、静かに本を読める環境に、憧れましたね。
      お互いに、無いものねだりでしょうか。

      この本が、まろんさんにも気に入っていただけますように。
      レビューも、楽しみにお待ちしています!
      2013/06/27
  • なかなかに深く、幅広いブックガイド。様々なジャンルの著名人の方々が紹介する本は、濃く独特。14歳向けにしては難解な本も多数あるが(齢40の現在でさえ難解と感じた本も幾つかあり)、もし自分が14歳でこのブックガイドに出会っていたら………
    意外とそれなりに面白がって読んだかも。
    思い起こせば14歳の自分は、結構頭でっかちな子供であった。なので、本書のトップバッターの角田光代さんが述べていた以下の文に激しく共感。
    「学校にかよっているあいだは本当に忙しいはずなんだけど、今思い出すと圧倒的にひまだった。(中略)ドストエフスキーもトルストイも高校生のときに読んだ。きっと意味なんかわからなかったと思う。でも、理解した気になって懸命にあれこれ考えた。」
    私も全く同じで、中高にかけて国内外の古典純文学を貪り読んだ。マンガも、竹宮恵子や萩尾望都、山岸涼子などの24年組に傾倒した。正確に理解できたかはともかく、「読む体力」があったのだ。年を重ねると、読書傾向は楽な方に流れる。自分の好きなジャンルばかりになる。振り返ると、10代の頃にあれこれ果敢に挑戦してきてよかったと思うのだ。むしろ、もっと幅を広げてもよかったかなとさえ感じる。
    不惑を迎えた今でさえ、知らないことってこんなにたくさんあるのか…身体は衰え始めても、精神はまだまだだ…と本書を読んで痛感した次第である。印象に残ったのは「カイジ」、「火の鳥」、「冒険者カストロ」、「タブーの正体!」。如何にもこの人が紹介しそうな本だなあとか、この人がこんな本を紹介するとは意外だなとか思いながら読むのも楽しい。
    ラストに上野千鶴子さんを持ってくるとはさすがです。「聖書」がくるとは思いもよらなかったが、そういえばかつて自分はプロテスタントの大学に通っていたのだった…学び直すという意味も込めて、今一度、聖書を読んでみるのも新たな発見があるかもしれないと思っている。
    「読む体力」は今からでも鍛え直せるかな。

  • 豪華執筆陣の面々が14歳の少年少女にオススメする1冊はどんな本だろう。
    …と手に取ったのですが、読んだことない、かつ読みたい本ばかりで、ふむふむしながら読みました。

    特に読んでみたい本をメモメモ。

    『博物誌』 ジュール・ルナール/著
    『刺のないサボテン』 高梨菊次郎/著
    『利己的な遺伝子』 リチャード・ドーキンス/著
    『論理学的思考』 L.ウィトゲンシュタイン/著
    『ゲーデルは何を証明したか』 E.ナーゲル、J.R.ニューマン/著

    なんだか25歳でも読み応えがありそうな本ばかりですが、ぜひチャレンジしてみたいところ。

    読み物としておもしろく読んだのは、角田光代さん、吉田篤弘さん、小池龍之介さん、辛酸なめ子さん。
    特に辛酸なめ子さんの家族に内緒の秘宝館めぐりのエピソードは、ついついニマニマしちゃいましたw

    ちなみに自分が14歳のとき、何を読んでいたかな…と思い出してみたら、鮮明に覚えていたのは新潮社から出ていた『星新一ショートショート1001(全3巻)』でした。
    1冊1600ページくらいある大きな本を毎日持ち歩いていたことに、今更ながら驚きます。
    でも、14歳のときに読んでいた本と、今14歳の子どもたちに薦めたい本は違うなぁとも思います。
    読書歴の浅い私ではありますが、「自分だったら何を薦めるかな?」と考えるのもなかなか楽しかったです。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「特に読んでみたい本をメモメモ」
      うーーん、14歳の時には思いもしなかった本ですよ。
      「特に読んでみたい本をメモメモ」
      うーーん、14歳の時には思いもしなかった本ですよ。
      2012/07/09
  • 森達也おススメ「幼年期の終わり」 工藤直子おススメ「博物誌」
    雨宮処凜おススメ「cotton100%」 貴志祐介おススメ「利己的な遺伝子」
    恩田陸おススメ「虚無への供物」 石原千秋おススメ「タブーの正体」

    が読みたいな。
    それぞれの作家さんが10代のうちに読んでおいた方がいいよ、という本を紹介するYA本。

    そうそうたるメンバーが本を紹介してくれるので大人でもOK!面白い。...〆(・ω・。)

  • 「14歳の世渡り術」と年齢が特定されているのを無視して読んだ。
    内容はやはりちゃんと14歳に向けたブックガイドだった(当たり前か‥)。
    「あなたが14歳なら」の言葉に、「いいえ、14歳ではありません」と返すしかないのはちょっと寂しい。

    でも、まあ良しということにした。
    倍生きてたって知らない本がたくさん紹介されていた。(私の不勉強故だろうけど‥)
    とても魅力的に語られていて、「うわぁ、読みたい!」と声を出してしまった本もあった。
    もう14歳に戻れないのは仕方ないのだからその辺はあきらめて、読みたいなと思った本を素直に読もうと思う。
    それにたぶん、内面の幼稚さは14歳の頃からあまり変わっていないので世渡り術を身につけるべきだろうから。

    • takanatsuさん
      「その頃の私なら、読みたいとは思わなかっただろう本が一杯」
      私もです。というより14歳の私はまずこの本を手に取らなかったと思います。
      これも...
      「その頃の私なら、読みたいとは思わなかっただろう本が一杯」
      私もです。というより14歳の私はまずこの本を手に取らなかったと思います。
      これも成長と言えるのでしょうか?
      「常識をナナメから見て疑って掛かれるコトだと思えるようになった今日この頃です。。。」
      騙されないように、または自分の都合よく物事を進めるようにということでしょうか?
      私はこの本の中のオススメの本とオススメ文を読んで、自分の土台を作れと言っているなと思いました。
      いろんな人の思惑がぶつかり合う世の中で、簡単に折れたり揺れたりつぶれたりしていたら路頭に迷ってしまうわけで、ちゃんと人間のこと、世界のことを知っておくべきだということなのかな…と。
      それはたぶんこれから社会に出ていく14歳に向けての世渡り術だからなんでしょうけれど。
      2012/08/10
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「自分の土台を作れと言っているなと」
      そうですよね。足元をシッカリさせないと、イザと言う時に踏ん張れませんから。。。
      私が思っていたのは、多...
      「自分の土台を作れと言っているなと」
      そうですよね。足元をシッカリさせないと、イザと言う時に踏ん張れませんから。。。
      私が思っていたのは、多きに流されないように、自分の頭で考えられるように。と言うコトです。
      2012/08/10
    • takanatsuさん
      「自分の頭で考えられるように」
      そうですね。とても大切なことだと思います。
      ただ時々、ちゃんと自分で考えてるのか不安になることがあります...
      「自分の頭で考えられるように」
      そうですね。とても大切なことだと思います。
      ただ時々、ちゃんと自分で考えてるのか不安になることがあります。
      流されていないと言い切る自信がないというか‥。
      人の言葉を否定するのは勇気が要りますし、なかなかうまくいきません。情けない限りです。
      2012/08/10
  • 執筆者が結構面白い
    雨宮処凛、新井紀子、中江有里、長沼毅、石原千秋、野中柊、服部文祥、本田由紀、ホンマタカシ、森絵都、森達也、村上陽一郎、木田元、柳澤桂子、山崎ナオコーラ、吉田篤弘、上野千鶴子、大澤真幸、岡ノ谷一夫、恩田陸

    • takanatsuさん
      本当ですね!タイトルもとても気になります。
      本当ですね!タイトルもとても気になります。
      2012/05/14
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      takanatsuさん
      「タイトルもとても気になります」
      更新されたらAmazonに目次載るかなぁ?
      takanatsuさん
      「タイトルもとても気になります」
      更新されたらAmazonに目次載るかなぁ?
      2012/05/14
    • takanatsuさん
      確かに目次気になります。
      「14歳の世渡り術」と年齢を明記されると若干躊躇しますが、その辺には目をつぶって読んでみたいと思います。
      確かに目次気になります。
      「14歳の世渡り術」と年齢を明記されると若干躊躇しますが、その辺には目をつぶって読んでみたいと思います。
      2012/05/15
  • 『本の紹介』
    『親や先生が薦める"推薦図書"じゃなくても、人生を揺さぶる本はある。
    絶対に今、読んでおいてほしいと、30人がそっと熱く語った隠れ読書案内』

    鏡リュウジ氏を始め、雨宮処凛さん、あさのあつこさんなど30人の方が若い人に読んでもらいたい本をあげてらっしゃいます。
    一番最後に上野千鶴子さんが「聖書」をあげてらっしゃいます。

    上野氏はまず、14歳に世渡りなど必要じゃないとバッサリおっしゃってます。
    時流に乗り遅れまいとするのは大人に任せておきなさいと、これは少し揶揄がはいっているかな、とも思いましたが、とにかく上野さんは世渡りよりも大切なものがあるとおっしゃっています。
    そこで聖書です。
    なぜ聖書なのか。
    時間と共に劣化しない書物だからです。
    あなた以前に何万人も、何百万、何千万の人たちが読んできた書物を読みなさい、とおっしゃってます。

    上野さんだけでなく、30人の方々が若いあなたたちに(高校生含め)読んでもらいたい本を1冊だけ厳選されています。

  • 14歳よ、本を読め。

    「ほかの誰も薦めなかった」が、「いわゆる“大人”は薦めない」パターンの人と「最早必読図書だと思うけど、あえて言っておく」パターンの人がいるよね。案外読んだことのある本は少なく、でも知らない本も少なかった。つまり、読もう読もうと思いつつ、読めていない本ばかり。

    金原瑞人推薦・川島誠『神様のみなしご』
    出久根達郎推薦・宮地佐一郎『龍馬の手紙』
    恩田陸推薦・中井英夫『虚無への供物』
    辛酸なめ子推薦・都築響一『珍日本紀行』

    以上、読みたいリスト。

    森絵都が『冒険者カストロ』を薦めていて、ああ、森絵都は日常モノのイメージだけど『ショート・トリップ』を読んだら冒険好きなのわかるな、とか。貴志祐介が『利己的な遺伝子』を薦めながら、遺伝子と脳の戦いについて人間は利己的なのか利他的なのかの話をしているのが、すごく腑に落ちた、とか。恩田陸って結構いろんなところで『虚無への供物』の話している気がして、原体験なのかな、とか。

    佐藤優の『共産党宣言』と上野千鶴子の『聖書』は、さすが薦めている本がブレないな、と。特に「14歳の世渡り」シリーズなのに、そのシリーズを否定するような論調で攻め込んでくる上野千鶴子センパイさすがっス。

  • 14さい
    むかしのことですが。。

  • (No.12-67) 本の紹介ですが、エッセイとしても読めます。

    題名は、ほかの誰も薦めなかったとしても・・・とありますがちょっと違う気がしました。
    出版社に依頼された人は、自分以外には誰も薦めないだろう本を頑張って選んだのではないかな。

    だから普通14歳の子に薦めるような本は入っていません。そういうのはほかで探せばいいということなのでしょう。
    薦められている本はバラエティに富んでいて、興味深いです。
    でも本より興味深かったのは、その本を紹介しようとしている人の方でした。私が名前や業績を知っている人もいたし、初めて聞いた名前の人もいましたが、紹介理由にその人の人生が反映されていると感じました。

    その人らしいなと思えた本もあれば、へぇ~って感じの人も。
    紹介されていたけれど私が読んでない本を、それほど読む気にはなれなかったの。こういうのは好きだ!という本は既読だったので。
    読む本リストを作るつもりだったですが、なんとなく納得だったわ。

    一番ガツンと来たのは、ラストを飾った上野千鶴子さんの章。
    この本は「14歳の世渡り術」シリーズの一冊なのに、いきなり「世渡りなんぞ、考えないこと」と言うのですから。
    で、薦めているのが「聖書」。仏典でも古事記でもいいとも。でもとりわけ「聖書」を薦めるには理由があって、なるほど!と思いました。

    全部読まずにつまみ読みでも良いと思いますが、上野さんの章は是非読んでくださいね。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「普通14歳の子に薦めるような本は」
      そうですよね、14歳の時には思いもしない本ばかり。幾つかは読んでみようと思ったのでした。
      「普通14歳の子に薦めるような本は」
      そうですよね、14歳の時には思いもしない本ばかり。幾つかは読んでみようと思ったのでした。
      2012/09/26
    • tokiwahimeさん
      >14歳の時には思いもしない本ばかり。
      こういう本はたぶん本が好きな子が読むのでしょうから、14歳では普通手にとらない本を知ることは有意義...
      >14歳の時には思いもしない本ばかり。
      こういう本はたぶん本が好きな子が読むのでしょうから、14歳では普通手にとらない本を知ることは有意義なことでしょうね。
      2012/09/27
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「14歳では普通手にとらない本を知ることは」
      背伸びしたい時期だから、タイミングさえよければ有益でしょうね。
      まぁ背伸びし過ぎると、友人が一...
      「14歳では普通手にとらない本を知ることは」
      背伸びしたい時期だから、タイミングさえよければ有益でしょうね。
      まぁ背伸びし過ぎると、友人が一歩引いちゃうかも知れませんが、、、
      2012/10/05
  • 30人のそうそうたるメンバーからの本の推薦文。
    いちばん最初の角田光代さんの文章が全部良かった。ここを読めただけで、この本を手に取ってよかったなって思った。
    子どもの頃は「机の下に本を隠して読書ができるくらい、あのころは体力があったのだ」。本当に。学校から帰るときに歩きながら、授業中には机の下で。読んでたな〜。そうやって読んだ本はすごく心の中に残ってる。あれだけ毎日受けてた授業は、全然残ってないのに。
    あの体力は自分の限度やキャパシティを知らないところに依る、と角田さん。理解する力は今の方が俄然増しているのに、時間がないと後回しにしたり、好き嫌いがはっきりした分読まず嫌いが増えたり。

    「好き」に没頭する体力も、かなしいことに減ってしまうらしい。(p.12)

    角田さんの言うように、子どもの頃に夢中になった本は、人に教えてもらった本ではなくて、自分で手当り次第に本の森に分け入って、あれもこれもと片っ端から読んでみて、見つけた本ばかり。

    これは「14歳の世渡り術」シリーズの中の一冊だけど、このタイトルに惹かれてしまうのは、体力のない大人が圧倒的に多いのかもしれないな。

    気になった本
    ★「幼年期の終わり」アーサー・C・クラーク
    ★「神様のみなしご」川島誠
    ★「あめりか物語」「ふらんす物語」永井荷風
    ★「冒険者カストロ」 佐々木譲
    ★「タブーの正体!」川端幹人
    ★「珍日本紀行 東日本編/西日本編」 都築響一

    なんて、早速好き嫌いで選別。

    • なおこさん
      nyancomaruさん、コメントありがとうございます。小学生の頃のあの手当たり次第なんでも読み進んでいける体力…羨ましいです^^;
      nyancomaruさん、コメントありがとうございます。小学生の頃のあの手当たり次第なんでも読み進んでいける体力…羨ましいです^^;
      2012/10/04
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「手当たり次第なんでも読み進んでいける体力」
      そう言えば、貧乏な我が家でしたが、本だけは喜んで買って呉れたなぁ~
      「手当たり次第なんでも読み進んでいける体力」
      そう言えば、貧乏な我が家でしたが、本だけは喜んで買って呉れたなぁ~
      2012/10/09
    • なおこさん
      nyancomaruさん。素敵なお家ですね!私も絵本をたくさん買ってくれたこと、感謝しています。絵本って…高いのに。
      nyancomaruさん。素敵なお家ですね!私も絵本をたくさん買ってくれたこと、感謝しています。絵本って…高いのに。
      2012/10/16
  • 読まねばならぬ本が沢山ある!

  • 作家から詩人から学者まで、様々な分野の人間が、14歳の少年少女に薦める本を寄稿した一冊だ。
    寄稿する人たちがバラエティに富んでいるため、当然ながら紹介される本も、その本を紹介する理由も幅が広い。何しろ漫画から聖書まである。
    14歳という年齢をダブルスコアよりもさらに上回ってしまった年齢の自分には、頭がかたすぎて少し手に取りがたいような本も多い。(実際、年齢をとるとある分野の本に対して苦手意識が働くのは角田光代の書いている通りだと思う。だからこそ、若いうちに読むべき本というものがあるのもわかる)
    どの本を読みたい、というよりも、世の中には無数の人がいて、無数の考えがあり、無数の読書体験がある、本を選択し読むということはとても自由だ、ということを感じた。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「頭がかたすぎて少し手に取りがたいような本も」
      頭が固いのは、自分自身が正しいと思い込み過ぎてるだけのコト。
      時には騙されてみるくらいの、余...
      「頭がかたすぎて少し手に取りがたいような本も」
      頭が固いのは、自分自身が正しいと思い込み過ぎてるだけのコト。
      時には騙されてみるくらいの、余裕があるとイイですね。。。
      2012/07/13
  • 大人が読んでも十分楽しめると思います。

    豪華執筆陣ですが、どんなに高学歴であっても、文章の専門家ではない人が、人の心を動かす文章を書くのはやはり難しい、ということを感じます。正しい文章でも、読ませる力がないというか。論文とは違うということかなあ・・。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「読ませる力がないというか」
      厳しいご指摘。。。
      正しい文章でなくても、気持ちや気合が通じれば、私は好きな時があります。。。
      「読ませる力がないというか」
      厳しいご指摘。。。
      正しい文章でなくても、気持ちや気合が通じれば、私は好きな時があります。。。
      2012/07/02
  • タイトルの通り。様々な世界で生きる著名人(小説家、詩人、翻訳家だけでなく大学教授や写真家、哲学者に映画監督等)がいまのうちに読んでおくべき本を紹介している。主に10代へ。
    のはらうたの工藤直子さんがいちばんよかった。読んでみたくなったし、確かに蟻ってうえからみたら数字の3みたい、面白いなー

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      10代なんて遥か前に終わってるけど、読んでみたいと思っています。
      私は森達也 、村上陽一郎、柳澤桂子、吉田篤弘が気になってます・・・
      10代なんて遥か前に終わってるけど、読んでみたいと思っています。
      私は森達也 、村上陽一郎、柳澤桂子、吉田篤弘が気になってます・・・
      2012/06/28
  • 14歳シリーズだけど、成人が読んでも十分示唆に富む内容である点は、本書も相変わらず水準キープ。あとは各執筆者の意見に対する好みの部分が大きく、個人的にも、全く読書意欲を喚起しないものから、すぐにでも入手したいものまで、なかなかの十把一絡げ感だった。中でも気になったのは下記。
    博物誌(ルナール)、冒険者カストロ、タブーの正体、珍日本紀行、東京漂流。
    どこかのタイミングで、是非。

  • 読んでみたい本がたくさん見つかった。
    聖書もよんでみたい。

  • 角田 光代,「世界という森に分け入る」第一部HGあ「世間というジャングルにデビューする前の心構え」が基調


    森 達也
    金原 瑞人
    工藤 直子
    野中 柊
    吉田 篤弘
    木田 元
    ホンマタカシ
    出久根 達郎
    柳澤桂子
    第Ⅱ部は、山崎 ナオコーラ「恋愛はしなくともかまわない」にはじまり痛切な体験がテーマ/ラディゲ『肉体の悪魔』は、彼のデビュー作『人のセックスを笑うな』と同じく現代人の感性と倦怠を描いた
    長沼 毅
    橘木 俊詔
    中江 有里
    雨宮 処凛
    小池 龍之介
    岡ノ谷 一夫
    服部 文祥
    森 絵都
    新井 紀子

    第Ⅱ部は、
    貴志 祐介/『利己的な遺伝子』 我々は、遺伝子の乗り物にすぎないのか?寝食を忘れ、身の危険も顧みす恋に身を投じるのは遺伝子がとそそのかすからなのか?
    など、ものの見方がひっくりかえるような書物があげられている。
    恩田 陸/『虚無への供物』
    村上陽一郎
    大澤 真幸
    石原千秋
    島田 裕巳
    辛酸 なめ子
    佐藤 優
    本田 由紀
    上野 千鶴子『聖書』時間とともに劣化しない書物をお読みなさい。…人間はどんな言葉を必要として生きてきたのかが、はらわたに沁みるようにわかるからです。それは「世渡り」とはまったく別のものです。

  • あー、こんな本があるんだ!この本、紹介しているの、あ、この人かぁ!なるほど〜、こういう読み方もあるなぁ、なんて思いながら、パラパラめくって楽しめました。

  • 本の本

全67件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

作家・活動家。1975年北海道生まれ。愛国パンクバンドなどを経て、自伝的エッセイ『生き地獄天国』で作家デビュー。2007年『生きさせろ! 難民化する若者たち』でJCJ賞受賞。格差・貧困問題に取り組み、生きづらさや自己責任論に対抗する発言・執筆活動を続ける。反貧困ネットワーク世話人、週刊金曜日編集委員。共著に『1995年 未了の問題圏』(大月書店、2008年)。

「2019年 『この国の不寛容の果てに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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