• Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309616810

感想・レビュー・書評

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  • あぁ、と考えてしまったのは、科学技術が生み出した死、いのちについての項。
    出生前診断、中絶、脳死、体外受精など、本来そこに手をかけなければ、生まれることのなかった命や、死。
    賛否のどちらも大切で、「どっちか」ということもない。国際霊柩士という職業があることも、興味深かった。

  • 角幡唯介 森川すいめい 伊沢正名 中森明夫など、何人か見知った著者がいたので読んでみた。印象に残ったのは遠藤秀紀という人の章。森羅万象をコントロール下に置こうとする現代社会の傾向を断罪しててアツかった。それは以下の一言に集約されている気がする。

    "ここでいう間違いとは、テクノロジーとルールで人が幸せになれると本気で思っていることだ。"

    あと、湯山玲子のリア充誇示気味な章が少々鼻についた。自分の人生を歩め!みたいな話は、まあそうだろうと思うけど書いてあることが躁気味な気もする。無理をしろ!みたいなことも言ってるけど、「無理」は無理だし嫌だ。疲れるし。

  • 誰も死んだことはないけれど、正面切って考えてみました。社会を知り、自分自身を知り、この世の中で生きて行くために-。生きることの難しさに直面する10代におくる、全18教科、豪華教授陣の“死”についての特別授業。

    18人の書き手によって書かれているが,差がありすぎる。

  • なかなかいい本だと思った。章立てというかそこにつけられた“見出し”はいささか謎で、散漫といえば散漫なのだけれど、わが子にも読んで何かを感じ取ってほしいなあと思う文章がけっこうあった。

    多かれ少なかれ“死“を想う年頃にあって、自分が抱えているものにマッチするたったひとつの文章に出会えればそれだけでも幸せなんじゃないだろうかと思う。そのたったひとつが入り口になるかもしれないしね。

    引用されていた寺山修司の詩は私にはとてもよかった。
    今読んでもまるで古くないのがさすがだと思うし言葉が瑞々しく素晴らしい。

    <県立図書館>

  •  「14歳の世渡り術」とある。
     「中学生以上、大人まで」ともある。
     これで伝わるのかな。
     少なくとも14歳にはどうだろう。
     全体に散漫な印象。

  • まさかムツゴロウさんの文章が読めるとは……。
    突然過激な口調になるのさすがムツゴロウさんと言わざるを得ない。
    中森明夫氏のはなしオモシロ。

  • 現在では死をまじかで見ることが少なくなった。死はほとんど病院で迎える。だから死についてのイメージが持ち得なくなってきている。
    この本は死についての心構えを語ってくれている。ぼくが一番記憶に残ったたのは、中森明夫が岡田有希子の自死について語った章だ。アイドルと普通の人の違いは載乗っている乗り物のスピードの違いだという。乗り物とは人生であるが、アイドルは何をしてもあっというまに世間に知れてしまうが、平凡な人は何世間に知られるためには努力が必要だ。つまり、アイドルはスピードの早い乗り物になっているがそれだけ危険も増える。デビューしてブレイクして、人気者になると、よりスピードが加速する。けれどそれは危うい。ものすごくスピードが出る乗り物は”死”の危険さえ伴っている。

  • あらゆるジャンルからよく人を集めて、たくさんの研究や体験をお持ちの方ばかりなのだろうけど、読むに値するのは森川すいめいさんと遠藤秀紀さんくらいである。子ども相手だからわかりやすく書いているつもりだろうが、ただの子ども騙しの文になっているので、いまの子どもたちの心にはほとんど届かないだろう。いまの子どもたちは人生がすでに暗いのだ。希望がないのだ。搾取を超えた収奪しか待っていない将来を頭上に感じているのに、いのちは脈々と続いてるとか宇宙から見たらちっぽけだとかでっかいとか、そんな言葉は届かないのだ。コンセプトはよかっただけに残念。

  • いろいろな立場の人が、死について語っています。
    個人的には畑正憲さんや養老孟司さんの文章に共感しました。

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著者プロフィール

1968年福島県福島市生まれ。福島大学卒業。東日本大震災の直後からツイッタ―上で「詩の礫」を発表しはんきょうを呼ぶ。詩集に『AFTER』(98年、中原中也賞)、『RAINBOW』(99年)、『誕生』(02年)、『地球頭脳詩篇』(05年、晩翠賞)、『入道雲入道雲入道雲』(06年)、『黄金少年』(09年)『詩の礫』(仏語版がニュンク・ポエトリー・レビュー賞受賞)、『詩ノ黙礼』、『詩の邂逅』(以上11年)、『廃炉詩篇』(13年)、『昨日ヨリモ優シクナリタイ』(16年)など。
震災後の福島の文化を発信するプロジェクトや合唱曲の作詞、国内外の詩祭への出演など幅広く活躍する。

「2018年 『QQQ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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