- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309616940
感想・レビュー・書評
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著名人や様々な分野の識者が、YA世代に向けて平和へのアプローチを説く。その顔ぶれは幅広い。
また、一人あたり7〜8ページほどなので、要旨がギュッとまとまり読みやすい。
「平和」という括りは大きく、途方もないように感じるが、身近な学校生活の中のことであったり、はたまた国際協力機関で働くことであったりと、それぞれの専門分野において具体的に提案してくれているので、どれかが引っかかるに違いない。
漠然としたものの中から自分が求めているものを掴み取る、そんな練習にもなる気がする。
個人的に興味深かったのは
・「就活と戦争」伊勢崎賢治(武装解除人)
・「すべては理想を掲げることから始まる」木村草太(憲法学者)
・「おもしろいことを考える」ヨシタケシンスケ(イラストレーター・絵本作家)
・「紛争の原因を考えよう」田中優(環境・平和活動家)
・「他にやりようがある、と思える世の中にする」
小島慶子(タレント・エッセイスト)
・「地図を逆さまにしてみよう!」竹内薫(サイエンス作家)
・「世界を救い、一生続けられる仕事『国際協力師』を知ろう」山本敏晴(医師・国際協力活動家)
かこさとしさんのも響いたが、中学生には難しい文章なのではないかと思う。
2020.8.30詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館でたまたま視界に入り、借りた一冊。
『14歳の世渡り術』というシリーズで、各界の著名人がテーマ毎に提案をしていく、という形。
何とも豪華!自分が14歳の時にこれを読んだとして、どれくらい理解できたかわからないけど、すごく素敵なシリーズだと思う。
特に、ここまで真正面から『世界の平和』をテーマにした本を読んだのは初めてで、とても新鮮だった。
何より、冒頭の黒柳徹子さんの文章でグッと心を掴まれた。きっと忘れない一冊。
とはいえ、途中で息切れして読了できず。。。また機会があれば。 -
様々な業界に属する22人の著名人が“平和”について述べた本。 読書好きとしては、池澤春菜さんの文章がとても印象に残りました。 「みんながたくさん本を読めば世界は平和に近づく」 僕も本気でそう思っています。 違うということを知ること、同じであることを知ること 今も昔も、宇宙の果ても、次元の向こうも、人の考えることは全部、本の中にはある。
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読み応えありが数人、サラッと流し読みがそれプラス数人、あとの過半数はごもっともで、そんなに珍しくない意見。
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【著者】池澤春菜/伊勢崎賢治/上坂すみれ/加古里子/香山リカ/木村草太/黒柳徹子/小島慶子/最果タヒ/サヘル・ローズ/島田裕巳/辛酸なめ子/竹内薫/田中優/徳永進/永江朗/中川翔子/春香クリスティーン/文月悠光/山極寿一/山本敏晴/ヨシタケシンスケ
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一人当たりに割かれているページが三、四ページなので、本当にささやかな提案とか、意見、というかんじ。最近、このシリーズは調子がいいような気がする。装幀とか、タイトルを見たら、思わず中身まで見てしまう。