みんなに話したくなる感染症のはなし: 14歳からのウイルス・細菌・免疫入門 (14歳の世渡り術)
- 河出書房新社 (2020年8月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309617244
感想・レビュー・書評
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背表紙もぜひ「みんなに話したくなる」感じの字体にしてほしかった…!
かなり、相当、すごく、かみ砕かれた感染症と免疫のお話。
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免疫や感染症について、ものすごくかみ砕かれて書かれています。
それでも14歳でこれを理解するには、おそらく一読しただけでは難しいと思います。
それはこの本が悪いというわけではなく、な人体の世界、免疫の世界はもともととても複雑な世界だからです。
しかし、生物で免疫を習った方や医学の道に興味がある方にとっては、ものすごく良書です。
なぜなら、とても読みやすい文章で、免疫や感染症について学んでいけるからです。
復習にもなり予習にもなる1冊で、「メンエキ?ワタシ、ワカラナーイ」と泣いている看護学生さんにも、とてもオススメです。
表紙も中身もイラストが多様されていて、読みやすい雰囲気を醸し出してくれているのですが、残念なのは背表紙のデザイン。
わたしはこの本を図書館で見つけましたが、本棚にささっている状態では、明朝体のような字体の背表紙はまったく目立っておらず、書名も調べて借りに行って目の前に本書がささっていたにも関わらず、1度見逃してしまいました。
平置きされていれば、手に取る率も格段に高くなる本書ですが、残念ながらそうした図書館や書店ばかりではないと思いますので、ぜひ背表紙のデザイン検討も視野に入れていただければなと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者は読みやすく分かりやすい文書を書かれる、阪大の仲野教授。
身近に中高生がいないので、14歳からの・・・というレベルはよく分からないが、今のコロナ禍の時代、本書に書かれている内容は大人でも必須の知識のように思えた。
この分野の本を読むといつも感じるが、生物、人体の仕組みがなんと複雑で精密でバランスがとれていることか。
人が病気を克服してきた歴史は素晴らしいが、耐性菌が現れたり、はしかにかかって免疫ができても、周囲にはしかがいなくなるとまたかかりやすくなるなんて、これも驚くような自然の営み。
コロナを克服、と簡単に言うが、人類が続く限り、感染症とは付き合い続けなければならないのだと改めて思った。 -
2階書架 : WC100/NAK : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410167630
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わかりやすく感染症
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↓貸出状況確認はこちら↓
https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00277696 -
テーマ:免疫
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中学生というより大人が読むべき本。新型コロナが収まっても、新たな感染症が出てくることが予想される中、このくらいの知識は持っておかないといけない。ユーモアも交え、わかりやすく書かれており、真の良書と思う。
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現在の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックの状況を踏まえ、改めて中学生でもわかるように感染症についてわかりやすく説明された本。ウイルスと細菌の違い、免疫のしくみなど正しい知識を持って、正しく怖れるために是非読んでほしい。
大阪府立大学図書館OPACへ↓
https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000945554 -
本庶センセイのお弟子さん
医学を目指している子に。
SDGs
学ぶことの面白さ