(萌えすぎて)絶対忘れない! 妄想古文 (14歳の世渡り術)

  • 河出書房新社 (2022年10月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784309617466

みんなの感想まとめ

古文の魅力をユーモラスに引き出した作品は、古典文学を新たな視点で楽しむことを可能にします。著者は、古文初心者や苦手意識を持つ人々に向けて、親しみやすい解説を展開し、登場人物たちの関係性を「萌えポイント...

感想・レビュー・書評

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  • 話題の書評家三宅香帆さんが14歳の少年少女に向けて書いた「古文」好きになってね集である

    もちろん大人が読んでも爆裂に面白い!

    そしてもちろん三宅香帆さんの妄想が大爆発しております

    取り上げているのは『枕草子』『源氏物語』『伊勢物語』『落窪物語』『更級日記』『とりかへばや物語』『万葉集』『古今和歌集』など

    もう、めちゃくちゃなトンデモ解説が続きます
    『枕草子』なんて百合の同人誌扱いw
    いやでもなんか説得力あるのよ

    そしてもう間違いなく「古文」のハードル下げまくりです
    つかもうハードル体育倉庫に片付けちゃったんじゃないってくらいです

    わいも「古文」読みたくなっちゃったもの
    でもやっぱり「古文」いいよね
    「古今和歌集」とかちゃんと読むとほんといい歌ばっかりよ?

    この本にも出てくるけど、紀貫之と凡河内躬恒の連歌

    奥山に船漕ぐ音の聞ゆるは
     なれる木の実やうみわたるらん

    なんてマジ震えるほど感動しますよ

    「古文」読んでみて!

    • おびのりさん
      空蝉の家の男子ね
      あの子は光源氏が可愛がったのに
      明石に隠遁した時
      光源氏から離れて それから 物語から消えた
      空蝉の家の男子ね
      あの子は光源氏が可愛がったのに
      明石に隠遁した時
      光源氏から離れて それから 物語から消えた
      2024/05/23
    • おびのりさん
      正直読めないよ
      仮名だけとか
      草書体の漢字だけとか
      わかれば 読む努力するけど
      混じるとさっぱり
      だけど 凄いのよ
      字を書く仕事のお家の子は...
      正直読めないよ
      仮名だけとか
      草書体の漢字だけとか
      わかれば 読む努力するけど
      混じるとさっぱり
      だけど 凄いのよ
      字を書く仕事のお家の子は 英才教育されたんだろうなあって
      今年は 源氏物語関係で 展覧会多いから
      当たり年
      さて お相撲見に行ってくる
      2024/05/23
    • ひまわりめろんさん
      Σ(゚Д゚)

      マジか!
      いいなお相撲!
      今場所超面白いじゃん!

      楽しんできてね〜^_^
      Σ(゚Д゚)

      マジか!
      いいなお相撲!
      今場所超面白いじゃん!

      楽しんできてね〜^_^
      2024/05/23
  • 中学生の時に教材で教科書とは別に資料集ってあったよね。

    それでいいと思う。それに使お!

    だって大人になった今の私 古文の何もかもを覚えてなくて いとあさまし!

    あの頃はテストのために古文単語覚えて
    タイトルと作者名覚えて
    動詞の活用覚えて

    ありをりはべりいまそかりて何?て状態ですもん

    こんなに面白く教えてくれる先生いなかったもん!
    (私が授業を真面目に受けてなかっただけ…だったらごめんなさい)

    だから先生!まず授業の初めに『妄想古文』!

    「はい、今日から『枕草子』に入るので まず『妄想古文』の21ページを開きましょう」にしたらいいと思う。

    古文初心者が初めから三宅さんほど妄想を膨らまして読むのは難しいと思うから笑
    だったら三宅さんの妄想を取っかかりにして読み始めたら楽しいかもദ്ദി ˃ ᵕ ˂ )


    前にポッドキャストで山本淳子さんの源氏物語解説を聞いたことがあるけど、こちらも光源氏のこと「もはやストーカーです」とか「天皇の息子である光源氏は法律などそっちのけの俺様。不倫もなんのその」とか言ってて笑えます。


    • ゆーき本さん
      あら?次の変態本は古文から…?(‘v’*)フフッ♥
      あら?次の変態本は古文から…?(‘v’*)フフッ♥
      2024/07/07
    • ultraman719さん
      古文と変態を結びつけてたら、赤点取らんかったかも?(^◇^;)
      古文と変態を結びつけてたら、赤点取らんかったかも?(^◇^;)
      2024/07/07
    • ゆーき本さん
      うわー! 天才じゃん!笑
      うわー! 天才じゃん!笑
      2024/07/07
  • 古文の世界は魅惑的なカップリングだらけ。そこを萌えポイントにすれば、苦手な古文も好きになるし、忘れない。そんなコンセプトで書かれたのが本書。

    冒頭は私もイチオシの中宮定子と清少納言の『枕草子』。その後は『源氏物語』『伊勢物語』『落窪日記』『更級日記』『とりかへばや物語』…。

    何ともおもしろい視点のアプローチで、ざくざくと読み進めた。古文はちょっと…という人も楽しく読めることは請け合い。ちょいちょい出てくる若者言葉や中年オヤジへの辛辣な物言いに、まさにオッサンな私は若干たじろいだが(笑)。

    なかでも私がおもしろく読んだのは、高校の授業
    の時から凄まじく親近感を覚えた『更級日記』で知られる菅原孝標女。文学オタクのイメージだったが、そうなるのかと興味津々。
    そして最終章の『古今和歌集』。これは萌える!なんじゃ、この大河も真っ青な人間ドラマは!おお、萌えるとはこういうことかと興奮して、出てきた短歌を書き留めた。

  • 「(萌えすぎて)絶対忘れない!妄想古文」 三宅香帆著|日刊ゲンダイDIGITAL
    https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/317644

    (萌えすぎて)絶対忘れない! 妄想古文 :三宅 香帆|河出書房新社
    https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309617466/

  • 「光る君へ」が面白く観れるように、ちょっと古文の知識入れとこ。と思って読みました。
    紫式部と道長は関係があっただろーと当然のように思っていたが、紙くれたからぐらいしか根拠のないとしてわかっていなかった。紫式部日記の中の和歌のやり取りから推察されるわけね。
    道長が、源氏を見て、梅の下に敷かれた紙に「すきものと名にし‥」酸っぱくて美味しいと評判の梅の枝を折らずに通り過ぎる人がいないように、源氏作者を前にして口説かないわけにはいかないのです。
    返し「人にまだ折られるものを‥」まだ折られていないのに、どうして味がわかるのですか?どうして評判が立つのですか?
    そしてその晩、ドンドン戸を叩く音。無視。
    翌朝「夜もすがら水鶏よりけに‥」水鶏はコンコンと鳴きますが、私は一晩中水鶏より大きな音で叩いてましたよ。
    返し「ただならじとばかりに‥」普通じゃない叩き方でしたが、お遊びでしょ。そんな水鶏に開けたら後で後悔しますから。

    源氏物語の、源氏と若紫。後の紫の上の初夜の場面。源氏のクズ男っぷり。なるほど。よく知る22歳の今までいいお兄ちゃんだった人が14歳の子をいきなり襲う。しかも、綺麗になったなあー藤壺に似てるなぁだって。身代わりか!
    「あやなくも隔けるかな‥」どうして僕たち今まで服を脱がさなかったんでしょうね。と下品な歌。しかも、若紫の情けない気持ちに、全く気付かず、「まだ子供だなあ、かわいいなー」と思うだけ。

    歌物語 「うい、大和、ヘイ」歌物語、伊勢、大和、平中
    作り物語「作ったうつぼ」作り物語、竹取、宇津保、落窪
    平安以後の物語「源氏、ハマ、チュ、夜目覚めて、衣を取り替えて」源氏、浜松中納言、堤中納言、夜半の寝覚め、狭衣、とりかえばや

    紀貫之 職業歌人として評判高く、文学の世界で活躍。しかし身分は高くない。自分は歌を作りながらひっそりと人生を終えるのだと思っていたら、ある日天皇から「現代最強の歌集を作ってくれ」「へっ?」古今和歌集

    「俊頼髄脳」に貫之、躬恒コンビの連歌。
    「奥山に船漕ぐ音の聞こゆるは」
    「なれる木の実やうみわたるらむ」
    海と熟み 掛詞。

  • タイトルからして平成オタクの三宅さんによる古典の妄想解説本。逆張りオタクな自分は切り口最高すぎて逆にな…と思いつつ、図書館でたまたま出会ってしまいまんまとどハマり。

    百合が生んだエッセイ枕草子、男女だけでなく百合もBLもありのハーレム絵巻源氏物語、無限カップリング天国と主従モノ伊勢物語・落窪物語、二次創作に励む更級日記・とりかへばや物語、最古のSNS万葉集、人間ドラマ渦巻く歌集制作現場古今和歌集……初手の枕草子の解釈から好きすぎて中高時代に知りたかった。

    恋愛の和歌をちゃんと読んだことがあまりなかった中で、自分好みの解釈付きの色恋の歌を浴びて、なんでこんなに美味しいところを逃していたんだーーーとなっている。

    古文も読みたいのでまずは読みやすいとされる伊勢物語から読んでみたい。源氏物語は原文がものすごく難しいそうなので、本書でも紹介されている、三宅さんも影響を受けたという『愛する源氏物語』(俵万智)から読んでみようと思う。

  • 見えないモノを見ようとして望遠鏡を覗き込む。
    目の前に見えているやり取りのわずかな隙間に、行間にひょっとして…?と考えて二人の関係やそこに生まれる感情を補完してしまう。
    これこそがカップリングが大好きな人間の業である。
    それぐらい人間ドラマが、人間関係が好きだ

    『名作古典はカップリングだらけ!? 伊勢物語から古今和歌集まで、古文を「カップリング≒関係性の解釈」で妄想しながら読み解く本。「萌えポイント」さえ掴めば楽しく学べて、忘れない!』妄想古文/三宅香帆

    この紹介文を見たらカップリングが大好きなオタクは読まざるを得ない。
    私はそれらに萌える。
    映画や漫画やアニメの登場人物たちの関係性、そこにぐるぐると流れる大きな感情。
    おもしろいに違いない。人間の感情が揺れ、轟く様子はどうしたっておもしろい。

    人間、千年前も今も相変わらずおもしろい生き物だなあと思う。
    時代は明確に違うはずなのに、なんだか現代の人間たちと同じようなことで悩み、同じようなところで躓いている。
    三宅さんのわかりやすく作品への愛がこもった解説でつまびらかにされる古文に出てくるカップリングたち。
    もう推しカプ(=推しカップリング)候補がありすぎて、こういう時どんな顔すればいいのかわからないの。

    三宅さんが最も推したいという中宮定子×清少納言のカプ。
    こういうカプ、好きです。まんまとハマりそう。
    片方から巨大な矢印がぐーんと向かっているように思わせて、もう片方からも大きさは小さくとも、たくさんの矢印がびゅんびゅんと伸びている相思相愛カプ。
    枕草子は清少納言が中宮定子との日々を書いたエッセイだ。
    定子に起こる悲劇等は描かず、彼女の素敵な部分だけを思いっきり抽出して綴っているという。
    もう清少納言の健気さに胸が苦しくなる。
    好きな人の良いところをしか、美しい部分しか描かない。
    これは個人的にかなり覚悟のいることで、難しいことだと思う。
    三宅さんの解説を読んで思ったことだから、また枕草子をちゃんと読めば考えが変わるのかもしれないけど、清少納言は何があっても、絶対に、定子が憐れまれるような状況を作りたくなかったのかなと思った。
    同情や憐憫は清少納言のなかで定子に向けられるべきではない、自分の大好きな人がそういう対象になることが耐えられない、許しがたかったのかもしれない。
    定子が見舞われたあれこれを正直に清少納言が書いていたら、きっと色んな学校の古文の先生は訳知り顔で「この中宮定子はねえ、けっこう悲劇的な人だったんですよ」みたいな小話を始めるに違いない。
    清少納言の「そうはさせてなるものか」という気概を感じる。
    これが愛ではなくてなんだというのか。
    枕草子、そんな一面があったの……?もうこれは原作をちゃんと読みたい。
    読んで清少納言の定子への愛情に触れたい。

    本書内で紹介されていた「『枕草子』は清少納言が中宮定子の鎮魂のために書いたものである説」。これを個人的にめちゃくちゃ推していきたい。
    オタクにとって二人を永久に別つ死とはかなりビッグな出来事だ。
    推しカプの片方が死んだときにもう片方がレクイエムを贈るという一連の流れ、大好きですから。
    山本淳子先生の『枕草子のたくらみ「春はあけぼの」に秘められた思い』も絶対に読みたい。

    古文。有名作品の内容はだいたい知っている。高校のころからもっと読みたい、理解したいと思っていた。
    でも現実にはそうはいかず、どうしても知識先行の授業内容や参考書の内容は興味の芽を早々に摘み取ってしまう。

    三宅さんはまえがきで授業で取れる古文の時間は短い。わかりづらいのも仕方のないことだ、と書いてくれている。
    この一文にかなり気が楽になった。
    近寄りたくてもなんか近寄りがたくて、近寄ってみたはいいものの自分が打ちのめされたときのことを考えると手が出しづらい分野ではあった。
    でもずっと古文で取り扱われる作品のことをもっと理解したい、近づきたいと思っていた。

    『本書でお伝えする、学校では教えてもらえない、古文のおいしい部分。
    それは―古文で描かれている、人間関係の面白さを知ること。
    つまりは【推しカップリングを見つけること】なのです。』妄想古文p17/三宅香帆

    人間は人間と関わることから逃れられない。だからこそ人間関係が重厚に描かれた作品や人と人との絆やつながりにフォーカスしたコンテンツは注目され、人気があることが多い。
    古文も同じで、同じように楽しめる。
    人間関係によって生まれる感情の機微をわかりさえすれば。
    職場のこと、家族のこと、恋愛のこと。
    どれも関わる人間がいるからこそ生まれる悩みで、それは今も昔も変わらない。
    古文は物語として充分におもしろいのだと教えてもらえた。
    ひとまず角川のビギナーズ・クラシックスあたりから楽しんでみたい。

  • 清少納言と紫式部があまり仲が良くなかったぐらいしか知らないほど古典は苦手中の苦手。図書館で目に留まったので借りてみました。

    シスターフッドやブロマンスは大好きなので推しカップリングという視点で読み解かれているというのも心惹かれました。

    トップバッターは『枕草子』、著者曰く布教ファンブログだそうです。

    歌も取り上げられていますがこの訳がとても分かりやすい(笑)。今の子たちにはこれぐらいのほうが親近感が湧くでしょう。あと歌自体も簡単。短いお手紙、という感じ。

    和歌というと百人一首のいくつかしか知りませんが教科書に載っていたものはたぶん技巧が凝っていて難しいものばかり目にしていたのかも。

    続いて『源氏物語』や『伊勢物語』などが紹介されていますが、最近になり写本が見つかったという『有明の別れ』という作品の内容がすごい。神のお告げにより男装して生きていく超能力を持つ有明姫。もうラノベだし、もし超能力でチートならなろう系では(話の展開もなかなかすごい…)。

    一番気になったのは『古今和歌集』の紀貫之と凡河内躬恒(著者曰く平安のビートルズ)。紀貫之も文学史の中で勉強した名前しか知らない上に、ぼ、ぼんかわち??誰?ぐらいの知識で我ながら酷い。凡河内 躬恒(おおしこうち の みつね)、がんばってチェックしてみよう。

  • 自分に引き寄せると一気に古文も興味がわく。
    源氏物語も知っている気になっているだけで
    読んだことがないので一度しっかり読んでみたい。

  • 古文のテストにはほとんど出ないだろうけど古文の勉強のモチベーションにはなりそう。時代背景の説明もするする読めて面白かった。
    しかし、2022年でもこの感情は「萌え」でいいんだね?!となりました。レーベル的な想定読者層は中高生だけど、今の中高生は「萌え」っていうのかな……

  • わかりやすくて面白かった!
    文中にもある通り、1000年の時を超えて残ってきた文章は、一度や二度では味わいきれない!
    文芸の裏にある人間ドラマ、楽しめました。

  • 古文て動詞や形容動詞の活用ばかり覚えて中身は全く忘れてしまっているし難しかった記憶しかないという諸君に、本当は面白い古文というのをわかりやすく教えてくれる良書。

    私はすでに作者の三宅氏のファンで彼女の本を何冊も読んでいるのだがやはり過去の名文を令和の時代に合わせて現代人に伝えてくれるのが巧い。

    本当はもっと1冊1冊を深堀りしたいんだろうーなーという気持ちを抑えて、おいしい部分だけを凝縮して興味を持ってもらえるように仕掛けている。挿入されているイラストも素晴らしい

    『枕草子』『源氏物語』『紫式部日記』『伊勢物語』『落窪物語』『更級日記』『浜松中納言物語』『とりかえばや物語』『有明の別れ』『万葉集』『古今和歌集』と取り上げているものが多く、そのどれかには共感できる。個人的には『更級日記』を読んでみたくなった。

    2024年の大河ドラマは紫式部に決定したそうだ。まずはこの本で予習をするとよいかも

    三宅氏は江戸時代のものなどまだまだ書きたいものがいっぱいあるという。この本が売れたら続編が出そうな勢いなので是非ぜひお願いしたい

  • タイトルのインパクト強いけどちゃんとした古典文学のお話。「源氏物語におけるシスターフッド」など、学校では絶対教わらない視点がたくさんあり面白かった。こういう読み方をしっかり教えてくれる人がいたらもっと古典の授業楽しめたのにな。古文の魅力を存分に感じられる一冊。三宅さんの、 自分の好きなものを全力で魅力発信する勢いのある文章が好き

  • 大河ドラマ『光きみへ』を見ているので、『枕草子』『源氏物語』など興味を持って、想像しながら読み進めることができました。勉強としての古文は特に面白いと思ったことはなかったのですが、この本はその時代の背景や作者と登場人物とのやり取りを解説してくれていて面白く分かりやすいです。現代も昔も人って変わらないのねと思いました。昔の人の自然の描写力、短い歌に込める表現が素晴らしいですね。

  • この本、学生時代に会いたかった。古典の登場人物にこんな関係性があったのか、あの日記とあの日記にこんなことが書かれていたのか。古文の現代語訳がめちゃくちゃ面白い。著者独自の妄想も入っていて、古文がすごく身近に感じられた良書。

  • 『光る君へ』の解像度を上げたくて。
    中学生向けの書籍なのかもしれないが、大人もとても楽しく読めた。これを学生の時に読んでいれば、もっと古文に親しみを持てたかもしれない。引用される和歌や物語の一節、そしてその解説を読んで、1000年前の人の感情の豊かさに、その表現力に、現代の感覚で心を掴まれた。「その気持ちわかる!知ってる!」となる。
    古文おろしろ。

  • 三宅香帆さんの著書2冊目。
    「源氏物語」や「枕草子」など有名作品が誕生した時代背景や人物たちの関係性を古文オタクの想像力と洞察力で読み解く本作。

    源氏物語の内容を全く知らなかった私はソシャゲ並に多いヒロインたちの紹介で笑ってしまった。

    時代を超えて語り継がれる物語というと大層に聞こえるが色恋に一喜一憂したり出世への野心を綴ったり季節や娯楽を楽しんだりと私たちにも身近な感情が記されている古文。
    環境や生活は違えど何百年も昔の人達と気持ちを共有できることが古文の魅力だと私は思う。


    学生時代にこの本の内容を教えて貰ってもっと早く古文沼にドボンしたかった〜!
    (何でもありの人間関係は中坊には刺激が強いか…笑)

  • 萌えすぎて?絶対忘れない?妄想古文??たとえば「吉田兼好が書いた随筆?」「枕草子」いや「徒然草」か。どっちも草ついてるしややこし~っていうのがなくなります。古文がわかりづらいのは本当においしい部分をまだ教わってないから。濃密で豊かで愛おしい人間関係を知れば楽しめます。清少納言と中宮定子の関係、いいなぁ。

  • 学生時代から古文、社会が苦手だった自分は本書で出てくる本は名前しか知らないものがほとんど。
    難解な古語に阻まれて意味が分からなかった古典。登場人物は意外と今のひととそんなに変わらない。どれもおもしろそうで、とくに枕草子を読んでみたくなった。
    続編がでたらぜったい買うので、ぜひ江戸編も出してほしい!

  • 現代に当てはめた解説、読みやすい文章でリズム良くあっという間に読めた。作者の独自の意見も入り、これは学生時代に読みたかった。もっと早くに読んでいたら古典への興味も深くなっていたかもしれません。あとがきにもあった私の推しカップルは恋多き女君、和泉式部と敦道親王。2人のやりとりも印象深い。こちらも終わりが哀しいけど…

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著者プロフィール

文芸評論家。京都市立芸術大学非常勤講師。1994年生まれ。高知県出身。京都大学大学院博士前期課程修了(専門は万葉集)。京都天狼院書店元店長。IT企業勤務を経て独立。著作に『人生を狂わす名著50』、『バズる文章教室』、『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』、『妄想古文』、『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』、『「好き」を言語化する技術』、『30日de源氏物語』など多数。
X(旧Twitter): @m3_myk
Youtube : @KahoMiyake

「2025年 『言葉にできない想いは、どうしたら伝えられるだろう。──悩める大人に贈る万葉集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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