不思議庭園の魔物 (九龍コミックス)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 109
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (154ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309728247

感想・レビュー・書評

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  • 大越孝太郎3冊目です。
    過去に読んだ短編集に比べたら、テーマは(インタビューにあるように)「感動」、「人間」に焦点が当てられているように感じ、期待したほどの「猟奇」を持つ作品は、個人的には少ないように感じてしまいました…。と言うか、大越先生は何でも書けちゃうんだな。猟奇猟奇言ってますけど、他のどの作品も好きでした(笑)。
    とはいえ「青空少年」、「人形姫」はまさに求めていた大越孝太郎の世界! この話を読めただけでも、十分満足です! 「青空少年」、やっぱりいいなぁ。「常識を突き抜けたぜっ」って言葉、好きすぎる。「人形姫」は冒頭の衝撃から結局最後まで魅入ってしまいました(笑)。
    あと、この短編集には大越先生のロングインタビューや、大越孝太郎キーワード事典という珍しいおまけもあります。ここに来て大越先生の作家性も垣間見れるので、やはり読めてよかったです。

  • 巻末のインタビューに「近年の作品はキャラクターの感情描写に重きを置いている」とあった通りの内容で、基本猟奇的な題材の割に、どきついという感覚よりも丁寧な物語性の方が印象に残る。

  • 幽霊が出てくるみたいなホラーが多くて期待はずれだった…。

    でも、最後の人形姫は云うことなしの傑作!

    満足した。

  • 猟奇と狂気と恐気の短編集。
    クレイジーばんざいっ!と両手を挙げて大喜びをしてしまう自分がクレイジーなのか?

    かなり濃ゆい短編集。
    作者さんのロングインタビューが載っているのも嬉しいところ。

    かなり読み応えアリ。
    個人的にはもの凄く人に勧めたいが、きっと勧められないんだろうな…

  • あの図書館に行きたい。(資料的な意味で)

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著者プロフィール

大越孝太郎 ★漫画家。1986年、青林堂刊行のガロ12月号にて『アカグミノカチ』でデビュー。デビュー以来、一貫して「猟奇」をテーマに描き続け、カルト界での評価はもちろん、一般のファンやプロの描き手にも信奉者は多い。代表作に『月喰ウ蟲』『フィギッシュ』『天国に結ぶ戀』『猟奇刑事マルサイ』など。    Cuvie ★漫画家。同人活動などを経て、2001年にデビュー。様々なジャンルにわたり、繊細な心理描写と魅力的な画風を駆使した作品を手掛け、絶大な人気を博する。現在、ヤングチャンピオン烈にて『NIGHTMARE MAKER』を好評連載中。代表作は『ドロテア ~魔女の鉄鎚~』、『ハコイリ』、他にも作品多数。    沙村広明 ★漫画家。1993年、アフタヌーン四季賞夏のコンテストにて四季大賞を受賞した『無限の住人』でデビュー。年末より連載化した同作は、現在も大人気連載中。2008年にはアニメ化もされた。他にも『おひっこし』『シスタージェネレーター』『ハルシオン・ランチ』(以上すべて講談社・刊)など作品多数。

「2012年 『ネメシス 2012年 秋号 ♯10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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