- Amazon.co.jp ・本 (154ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309728247
感想・レビュー・書評
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大越孝太郎3冊目です。
過去に読んだ短編集に比べたら、テーマは(インタビューにあるように)「感動」、「人間」に焦点が当てられているように感じ、期待したほどの「猟奇」を持つ作品は、個人的には少ないように感じてしまいました…。と言うか、大越先生は何でも書けちゃうんだな。猟奇猟奇言ってますけど、他のどの作品も好きでした(笑)。
とはいえ「青空少年」、「人形姫」はまさに求めていた大越孝太郎の世界! この話を読めただけでも、十分満足です! 「青空少年」、やっぱりいいなぁ。「常識を突き抜けたぜっ」って言葉、好きすぎる。「人形姫」は冒頭の衝撃から結局最後まで魅入ってしまいました(笑)。
あと、この短編集には大越先生のロングインタビューや、大越孝太郎キーワード事典という珍しいおまけもあります。ここに来て大越先生の作家性も垣間見れるので、やはり読めてよかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
巻末のインタビューに「近年の作品はキャラクターの感情描写に重きを置いている」とあった通りの内容で、基本猟奇的な題材の割に、どきついという感覚よりも丁寧な物語性の方が印象に残る。
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幽霊が出てくるみたいなホラーが多くて期待はずれだった…。
でも、最後の人形姫は云うことなしの傑作!
満足した。 -
猟奇と狂気と恐気の短編集。
クレイジーばんざいっ!と両手を挙げて大喜びをしてしまう自分がクレイジーなのか?
かなり濃ゆい短編集。
作者さんのロングインタビューが載っているのも嬉しいところ。
かなり読み応えアリ。
個人的にはもの凄く人に勧めたいが、きっと勧められないんだろうな… -
あの図書館に行きたい。(資料的な意味で)