松尾芭蕉 おくのほそ道/与謝蕪村/小林一茶/とくとく歌仙 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 12)
- 河出書房新社 (2016年6月14日発売)


- 本 ・本 (554ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309728827
感想・レビュー・書評
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230810*読了
俳句の知識も全くなくて、この巻で紹介された句の中では数作、あ!知ってる!というものがあった程度。そう、あまりにも有名な句です。
松尾芭蕉、与謝蕪村、小林一茶、同年代に生まれているとすら思ってたもんね…。
流れとして、芭蕉→蕪村→一茶だったとは。
小林一茶の選句、解説をされた方が小林一茶推しすぎて、蕪村に対して辛口。
でもわたしとしては、小林一茶より、蕪村と芭蕉が好き。美しさがあるというか。
歌仙についても全く初めてで、こんな風に句を連ねていくやり方があることも知らず。おもしろいなぁ。
ルールがあってややこしいけれど、急に場面ががらっと変わったり、おもしろいものも多かったりして、分かるほどにハマりそう。
とくとく歌仙での髙橋さんの突っ込まれようがすごくて、自虐もありつつで、なんだか髙橋さんの肩を持ちたくなった。
日本ならではの美しい俳諧。和歌、短歌とはまた違ったおもしろさを味わえた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000055910
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・一茶は江戸時代半ばに出現した大衆社会の大俳人。芭蕉や蕪村の時代、俳句は古典を知らなければ読むことも、詠むこともできなかった。一茶は古典の素養もない農民の出。言いかえれば一茶の俳句は古典を知らなくてもわかる俳句だった。
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今回は俳句。
松尾芭蕉・与謝蕪村・小林一茶
芭蕉の奥の細道の句を初めて全部読みました。
小林一茶の句がわかりやすく面白い
露の世は露の世ながらさりながら -
現代語訳。これ読んでから古文の方も読みたい。
918 -
貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784309728827 -
芭蕉、蕪村、一茶、余りに有名かつ定番の俳人であるが、本格的に比較して鑑賞したのは恥ずかしながら初めてであった。
中でも、蕪村は他の2名と比べて写実的、と云われていると思うのだが、どうしてどうして非常に心理描写を巧みに取り入れた作品が多く、あらためて感銘を受けた次第である。俳諧というものは、素人の私が云うのもおこがましいが、深いものだと感じた。 -
俳諧は自然と世間と人間を結ぶ。俳聖たちの句に連歌から発句を経て俳句に至る流れを辿り、現代の連歌として丸谷才一らの歌仙を収める。
著者プロフィール
池澤夏樹の作品





