図説 英国レディの世界 (ふくろうの本/世界の文化)

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 111
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309761589

作品紹介・あらすじ

19世紀英国・中流階級の女性が、結婚し妻となり母となり尊敬される「レディ」になるまで。ヴィクトリア朝の暮らしを彩った「もの」と「こと」から読み解く、決定版ガイド。ヴィクトリア朝の女性と子どもの生活誌。

感想・レビュー・書評

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  • 中流階級のレディの子供時代から結婚後までといった内容で、良い奥様になるというのが大切とされていた時代なのかなぁと感じた。
    流行に敏感だけど、家のお金の流れやメイドの管理、子育てに社交など忙しい毎日が想像できる。

  • 借りたもの。
    ヴィクトリア朝時代の少女たちが立派な「レディ」となるべく、どの様な生活スタイルを送っていたかをヴィジュアルと共に解説。
    少女時代、結婚とその後の奥様稼業(家政)、出産・育児と子供時代、そして弔いまで。
    一年の行事も。
    日々の生活で使われたアイテムや雑誌、本の挿絵などから垣間見、解説が付随する。
    生理用品などからは、女子の性教育が“隠されて(忌諱されて)”場当たり的になっていた事が伺える(日本はそれを引きずっていそう)。
    “子供”という概念は、この時代に確立された考え方。
    子供向けのアイテム…雑誌、ドレスに玩具(トイシアター)、おもちゃの兵隊、人形の家にテディ・ベアなどがこの時代に成立した。商業的な発展の兆しにも思う。

  • ヴィクトリア朝の中流階級の女性の一生をなぞりながら、その世界をのぞきみる形式。細かいところまできちんと解説があり、読み応えがある一冊。

  • ミドルクラスのレディーであるが、ヒストリカル用テキストとして要 「ロマンス3巻本」の写真有  文学書の深耕にも良

  • 中流階級のレディの一生を追いかける、というスタンスで、ヴィクトリア朝の女性の生活にまつわる細々とした事柄を紹介する一冊。華やかなだけでなく、現在では考えられないような常識に立脚している面もあり、非常に興味深い。

  • 赤毛のアンのあの場面、そういうことか・・・とわかる本。

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著者プロフィール

中京大学国際英語学部教授

「2019年 『「パンチ&ジュディ」のイギリス文化史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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