- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309761633
作品紹介・あらすじ
ソ連とは、共産党とは何だったのか。超大国はなぜ崩壊したのか。革命、粛清、大祖国戦争、冷戦、クーデター…74年にわたるその激動の歴史を、ソ連崩壊から20年目に問う、初めての通史。
感想・レビュー・書評
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ざっくり学ぶソビエト。映画を観るにあたって最低限度の基礎知識を、と。
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以前は好まれたこの形式もネット時代だと読み辛い
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子供にも初学者にも優しい(内容が子供に優しいかはともかく)ソ連史入門本
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怖い。
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ロシア革命からソ連崩壊についてまでの概説書(2011/04/30発行)。
約110ページほどの本ですが、ソ連とは何だったのか、またソ連は何故崩壊したのかにつて、図や写真など豊富に取り混ぜ説明されています。 非常に読みやすい良い本だと思います。 -
法政大学法学部国際政治学科教授(ソ連史)の下斗米伸夫(1948-)による、ソ連史の通史。
第1章 ロシア革命とソビエト国家 1917-21
第2章 共産党の支配 1922-28
第3章 スターリン体制の展開 1929-38
第4章 「大祖国戦争」から冷戦へ 1939-52
第5章 保守と改革の時代 1953-64
第6章 停滞する超大国 1964-84
第7章 ペレストロイカとソ連崩壊 1985-91
2011年はソ連崩壊20年ということもあり、ソ連の通史がぼちぼち出版されていた。
日本屈指のソ連史研究者による通史であり、図説豊富である。
全体はよく整理されており、特にスターリン体制が確立・展開される様子は重点的に語られている。
同年に出版された松戸『ソ連史』(ちくま新書)がところどころに内政(特に農業)の政策転換を拾っていたのに対して、本書は具体的な政策内容に踏み込んだ記述はほとんどなく、どちらかと言えば書記長を中心とした党中枢の権力基盤に紙数を割いている。(こちらの方が読みやすいと感じる読者の方が多いのではないだろうか)
本当の初心者向けとしては、やや人物関係に重きを置きすぎている気がするが、ソ連史の通史が少ない中で手軽に手に取れる一冊であろう。 -
図説とあるように、絵や写真や図が非常に多いソ連史。書き方は事実を羅列するスタイルなので、ドラマ性はないので感動もないが、教科書的に事実はよく把握できた。
ロシアからソビエトに変わる時期に、共産党のみの状況を作りだした理論的な指導者レーニン。その後、ライバルを蹴落として独裁と呼ばれる権力を手にしたグルジアのスターリン。スターリンを中心とした大祖国戦争(第二次世界大戦)についてが前半の4章。
その後スターリン批判をしてキューバー危機の後に失脚したフルシチョフ。そのあとの保守派のブレジネフ、アンドロポフ、チェルネンコ。そして、解体のきっかけとなったゴルバチョフまでが後半の3章。
初心者向けとはいえ、全体を概観するには十分にまとめていると思う。ソ連を言葉だけではなく、イメージも含めて振り返るには良い本ではないだろうか。 -
(要チラ見!) ソ連