図説 ブリューゲル ---風景と民衆の画家 (ふくろうの本/世界の文化)

著者 :
  • 河出書房新社
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309761947

作品紹介・あらすじ

16世紀フランドル、常に名もなき人々に目を向け続けた、温かく、不思議な、その世界。謎に包まれたその素顔と生涯をたどりながら、代表的作品を読み解き、ブリューゲルへの扉を開く、美術愛好者必携の入門書。

感想・レビュー・書評

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  • ヤマザキマリの偏愛ルネサンス美術論 (集英社新書)つながりで。ざっと通読。豊富な図版、細部までの描写、それに対する解説が目をひく。描かれたくなかったであろうことまで描く、と。在世中は、ほどほどの評価。死後しばらくして忘れられ、二十世紀初頭に再評価されたとのこと。ポピュラーでよく知られたひとなのかと思ってたけど、意外と残された記録がすくなく、謎の部分が多いのだとか。

  • 遠景と群像に言い様のない魅力を感じるが、人物主体、宗教画になると途端に魅力が薄れる。ヒエロニムス・ボスの後継と言われたころの絵は窮屈そう。「イカロスの墜落」のような有名どころにも真贋論争があるのに驚き。

  •  民衆の画家、と評されるブリューゲルの主要作品を収めた作品解説集。
     様々な行動をとる民衆を一人一人見ていくのは、さながら『ウォーリーをさがせ!』のようだ。
     だがそれ以上に私が惹かれたのは、「ブリューゲル独自の幻想が頂点に達した作品」と評される『死の勝利』だ。眺める度に脳内で流れるのはいつも『ヴェルディ:レクイエム』。
     この作品を映像化したら、凄い作品になるだろうなぁ。

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著者プロフィール

1941年生まれ。元東洋大学教授。著書に『フランドルの祭壇画』など、共著に『図説ギリシア神話【英雄たちの世界篇】』など、訳書に『ボッス』『ブリューゲル』などがある。

「2014年 『図説 ヒエロニムス・ボス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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