- Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309762487
感想・レビュー・書評
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ハリー・ポッターのことを詳しく知りたいと手に取りました。
著者は『赤毛のアン』をきっかけにイギリスの児童文学に興味を持ち、作家ゆかりの場所を訪れてきたのだそうです。
個人的には、アリソン・アトリーが毎週一つの妖精物語を書くこと、週に一回は田舎の話を書くか写すかすること、毎日小説を六ページほど書いて、校正、手直ししたものを再校正することなどを、自分に課したという話に心を動かされました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【既読レビュー】
図書館貸出。
趣深さ、叙情的な空間や深みある骨太な史実を際立つて重宝し守っていく姿勢、個々の尊重性、多様なそれぞれの生きざまやらと
時代の潮流の中においても、彼らは多少立ち止まることはあれど、個々それぞれの心情や魂を込めて、作品という媒体でそれぞれの時代の中に一石を通していく。
こうして、ジャンルを絞りこんでいても、多角的な視点をそれぞれに持ち合わせいるからこその
とてつもない、振り幅の広さ。
何だか、清々しく、爽快感も体感したんですよ。
世代を問わず、この空間の数々に自然と溶け込みながら、様々な光景の数々を通して、何かしらフラットに感じるところがあると思います。
これから映画館鑑賞する
アニメ映画「窓ぎわのトットちゃん」の世界観に近いかなと、私的な視点ではそう捉えています。
先入観なく、空っぽなまま、気楽にリフレッシュできる、絵本スタイルの著書なので、クリスマスの季節にちょうどいいのではないでしょうか。そんなところですね。 -
作品そのものというより、作家やモデルになった場所や物の紹介がメインだった。
知っている人も知らない人もいたが、それぞれの人生やその人を形成した背景が垣間見られるのが楽しい。英国の様々な地方を巡ってみたくなった。
作者の方の文学愛も感じられるので、読んでいて好感が持てた。 -
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
ファンタジーはファンタジーだけど、児童図書に分類されているものが多い。
前から思ってたけど、バーネットってイギリス文学なのかアメリカ文学なのかどっちなんだろう。
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知ってる作家も知らない作家も載っていて興味深く読めた。やはりハリーポッターの人気は凄まじい。出版された時にちょうど子供で幸いだった。
女性作家が過半数を占めているのは社会的に制約を受けがちな女性でも作家業なら何とか可能だったからだろうか。 -
写真ぱらぱらーっと
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主に11人の作家の作品と生涯が語られる。日本人には判りにくい英国の風土や歴史についてのコラムや写真も充実している。
家庭的に不幸な事情を抱えた作家も多い(わが子に先立たれる等々)。そういう隙間からファンタジーが生まれるのだろうか。
自分はシャーロッキアンなので、コナン・ドイルが生まれた1859年は年表に太字ゴシックだ。同時期、踵を接して多士済々なファンタジー作家が誕生したことに気づく。ドイルが妖精写真を信じるのもむべなるかな。
なお、ビートルズが『指輪物語』映画化を目論んでいたとは驚きだ。 -
『秘密の花園』を読んだ直後に図書館で発見。
屋敷、庭、駅、湖などなどの写真がたっぷり。これから英国ファンタジーはこういうものをイメージしながら読んでみよう。