図説 東京裁判 (ふくろうの本/日本の歴史)

  • 河出書房新社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309762579

感想・レビュー・書評

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  • この裁判のことを、現代の人は歴史の一部としかとらえていないだろう。しかし、このことは、勝者によって一方的に裁かれ、処刑されたという経緯があることを忘れてはならない。

  • 4/25
    内容(「BOOK」データベースより)
    『東京裁判から70年、A級戦犯はなぜ、どのように裁かれたのか。日本の指導者の戦争責任を裁く。―極東国際軍事裁判のすべてを、この一冊で知る。「日本軍の犯罪」「軍国主義」「満州国」「南京虐殺」「自衛権」「連合軍の弱みと誤解」…さまざまな論争とドラマ。』


    『図説 東京裁判』
    著者:平塚 柾緒
    編集:太平洋戦争研究会
    出版社 ‏: ‎河出書房新社
    単行本 : ‎151ページ

  • 図解 東京裁判/平塚柾緒
    - 清瀬弁護人は、本裁判は罪刑法定主義(法律がなければ犯罪なし)および法律不遡及の原則にいはんしているため、連合国には「平和に対する罪」「人道に対する罪」で被告を裁く権限はないと強硬に主張した。
    - 国際法の平等、厳格な適用という観点に立つなら、当然「人道に対する罪」に問われてもいい東京大空襲や、日本の各都市への無差別爆撃、広島長崎への原爆投下などの連合国の犯罪は、この国際軍事裁判ではいっさい審理の対象外という、法の下の不平等もまた、本裁判の特徴の一つであった。
    - 日本の占領統治を円滑に実施するため、アメリカの強力な影響力によって昭和天皇の戦争責任を問わないなど、終始アメリカの占領政策の推移の中で進められ、政治ショー的要素を強く残していることも特徴である。
    - 冷戦突入で、ホワイトハウスにとっても、日本の占領統治を円滑に進めたいマッカーサー司令部にとっても、日本の天皇は欠かせない存在だった。戦争に負けたとはいえ、昭和天皇に対する国民人気は根強かったからである。
    -

  • 特別新しい何かがあるわけではないが、東京裁判の概要を知るには良いと思う。

  • ふむ

  • 写真が豊富。A級戦犯それぞれの訴因と判決が分かりやすく表にしたものがあったりしてこの裁判の概要を理解するのに最適なガイド。処刑前に立ち会った教誨師・花山信勝氏の写真は初めてみました(マラソン選手瀬古利彦に似てる)。

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著者プロフィール

太平洋戦争研究会(たいへいようせんそうけんきゅうかい):近現代史に関する取材・執筆・編集するグループ。同会代表は、出版やドキュメンタリー番組に写真を貸出す近現代フォトライブラリー主宰の戦史研究家、平塚柾緒。著書・編著には、ちくま新書『写真が語る銃後の暮らし』のほか、ふくろうの本図説シリーズ『図説 山本五十六』『図説 太平洋戦争』『図説 東京裁判』(河出書房新社)や『日本海軍がよくわかる事典』『日本陸軍がよくわかる事典』(PHP文庫)、『面白いほどよくわかる太平洋戦争』『人物・事件でわかる太平洋戦争』(日本文芸社)、『カラー写真と地図でたどる 太平洋戦争 日本の軌跡』(SBビジュアル新書)、『証言 我ラ斯ク戦ヘリ』(ビジネス社)など多数。

「2024年 『写真が語る満州国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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