アーサー・ラッカム 改訂版 (E.T.Classics)
- エディシオン・トレヴィル (2005年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309906584
感想・レビュー・書評
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アーサー・ラッカムの画集。
同社の『ミッドサマー・イヴ 夏の夜の妖精たち』の印刷同様、色が美しい。
ただ、本画集の方が線にぼかしがかかっている感じで、後者の方が線がシャープという印象。
また、他から出版されているものは、黄色が強めの印刷なので、色合いで言えばこのトレヴィル出版の2冊の本の方が好みだ。
原画を見たことがないので、どれがよりオリジナルに近いのかは分からないけれど。
そして欲を言えばもっと大判で、もっと大増量頁にして出版して欲しかったが、これはこれで満足。
巻末にある大瀧 啓裕氏のアーサー・ラッカムについての紹介も、予備知識ゼロだった自分にはとても良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かなり古い時期の挿絵画家。イラストレーター。
その画風は、独特のムードが一貫して貫かれ、彼の美意識、心の中にある禍々しい怪しさをも、美しく描く。 -
2011.03.30 図書館
イギリス挿絵本全盛期の画家、アーサー・ラッカムの作品集。
眼福です -
個人的に「水」にまつわる彼の絵が好きだ。
末枯れたセピア色と、灰色に近い青との調和が凄まじく美しい。「水底の宝石」とか「アルベリヒをからかうラインの娘たち」を特に美しく思う。
それと自然界に怪しさが含まれている。生きてる生きてないにかかわらず、動かないであろうもの(木や岩など)が自分の意志で動き出すのではないか、という怪しさ。怪しさと美しさが揃ってる絵というのは、完璧ではなかろうか。嬉しい出会い、大好きになった。水でも怪しい自然でもないけれど「黄昏の夢」の美しさは絶品。 -
蔦のように絡み合い、活きた繊細なタッチ。
今にも踊りだしそうな妖精たち。
大好き。
真夏の夜の夢、ワルキューレなども大好き。 -
アーサー・ラッカムはすばらしい………!!
本屋さんで上を向いたらあったので運命だと思いました。
ちょうかわいい。 -
『ミッドサマー・イヴ 夏の夜の妖精たち』と同じく、現在は復刊版が発行されているようですが、私が持っているのはやはり1997年にトレヴィル社から発行されたもの。ラッカムの繊細でありながら暖かみのある画風が好きです。『不思議の国のアリス』の挿絵が特に好き。
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アーサー・ラッカム、とてもきれいでだいすきです*
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絵本ではなく画集みたいな。丁寧で落ち着いていて格調高い。この人の絵本を買い与えられた子どもはとても幸せだろうなー。 シンデレラとアリス、見たい!!