幽霊城 サイモン・マースデン写真集 (Pan-exotica)
- 河出書房新社 (2005年12月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309906676
作品紹介・あらすじ
ジル・ド・レエのシャントセ城から吸血鬼ドラキュラ城まで。呪われた霊場を赤外線写真を駆使した特異な手法で撮り続ける英国人写真家サイモン・マースデンが、名だたる幽霊城を訪ね、呪われた歴史をたどるゴシック・ホラーの旅。
感想・レビュー・書評
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アイルランド/イングランド/ウェールズ/ スコットランド/フランス/ドイツ/ルーマニアの
逸話+遺跡、廃墟、荒野の写真集。
赤外線写真なので画像が粗く不鮮明な感じで
これが陰鬱な空気や不気味さを醸し出していて……
だからこそ幻想的でこれぞゴシック!って感じ。
それに逸話も血に塗れた話が多いので
逸話と写真が相まって余計雰囲気が出てる。
読み物としても面白かったなぁ、
でも老眼なので字が小さいのは辛い(笑)
ただ赤外線の写真集なのは承知してるけど
カラーでも見てみたかったなぁ~って気持ちもある。
きっと迫力あるよね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
By a route obscure and lonely,
Haunted by ill angels only,
Where an eidolon, named Night
on a black throne reigns upright,
I have reached these lands but newly from an ultimate dim Thule—
From a wild weird clime that lieth, sublime,
Out of apace—Out of time.
E.A. POE Dream-Land -
ネタは好きだけれど、逆に不満足。消化不良かな。惜しい。
写真集には不当な評価かも知れないけれど、画像の加工し過ぎ。
文字が細か過ぎて読みにくい。翻訳の誤訳(読み間違い)が気になるなー。
イギリスでジャコバンて何よ。ジャコビアンでしょ? -
友人が「あんたなんかにはこんなお城がお似合いよ」みたいなことを言って薦めてきたので読みました。なるほど。つまりは「あんたは幽霊のように不穏でおぞましいのだけど、溢れる気品は隠せないのよね」ってことだと認識させていただきます。おぞましい人間共によって幽霊城にされてしまったお城の運命は、なんとも哀れなのでしょうか。こんなに粗く撮られるだなんて不憫で仕方ありません。それでも城から放たれる、薄くぼやけた隠し切れない霊気のような光が、美しかったりもするんです。
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とある本に写真が載っていて一目惚れをしたので購入しました。
特殊な効果を使って写真を撮る事でここまで惚れ惚れするとは思っても見ませんでした。
元々廃墟や洋館が好きだったのでど真ん中で入ってきました。
洋館に興味がある方、写真の技術としてもオススメの本です。
同時に[悪霊館]もお勧めします。 -
モノクロの写真が、怖い・・・。
解説も、興味深くて、おもしろくて、怖い。
字が・・・小さいっ -
廃墟だとかが好きなもんで、此れは装丁に惹かれて購入。
…今は此れの他に廃墟の本も出てる様ですが…。
綺麗です、写真。 -
ゴシック・ホラーな幽霊城の写真集です。 写真は全般モノクロで陰鬱としていて、幽霊城の怖さを物語ってます。
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すっげ〜よ!!
他の写真集も欲しいな。
でも高い;