生まれ変わりの村1

著者 :
  • 河出書房新社
2.82
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本棚登録 : 179
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309907796

感想・レビュー・書評

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  • 輪廻転生。 宗教には抽象的に生まれ変わりを示唆するものもあるが、実際はある種裏付けの無い不思議な体験談として語られるに留まっている。 本書は生まれ変わりの事例が多く見られるある中国の村へ取材したドキュメンタリーである。

    死後の世界もそうであるが、証明する術が無い事象に関しては、その内容に賛否両論がある。 科学的根拠が無いことから否定されやすいトピックでは有るが、個人的にはそういうこともありうるのでは無いかと漠然と考えている。
    ただ、その様な既成観念や偏見を取り除いて本書を読んだとしても、その文体や文章の構成が原因で本書の内容を素直に取り込むことが出来ない。

    その大きな理由は、筆者の仮説(正しいか間違っているかは別として)というものが前提に無く、ただたんに取材を重ねて生まれ変わりの話を聞いただけであること。 「沢山の人に話を聞いたらこうでした。(だからこの話は真実なんだ。)」という展開だけでは、正直筆者には大変申し訳ないが小学生の夏休みにやる研究課題のレベルである。
    本書の様な文章構成でインタビュー記事が成り立つのは話の前提(つまりこの場合は生まれ変わり)が正しいものとして万人に受け入れられていることが条件である。 写真も文面が合っていない部分もあり、単に構成のまずさも露呈している。

    個人的な思いとしては、生まれ変わりというのは素材としては面白いと思うし、別に最初から否定的ではないのだが、もう少し編纂・構成の方法を考え、新しい機軸の結論を導き出すような書物であればよかったと思う。

  • 2022年6月27日
    ゆほびかで見たあの世のスープ。
    実話にへ〜っ。
    霊魂がつながることはわかっていたけど、生まれ変わりに300年かかると聞いていた。この村では、あまりに早く生まれ変わる。
    そしてそのことを話すと頭が痛くなったり、病気になったり。
    意味深だ。

  • カバー写真/森田健
    装丁/中藤睦子(株式会社アクセス)

  • 新聞の広告欄に載っていて、興味を持って読んでみた本。
    体験談をもとに、生まれ変わりについての考察が載っている。
    まぁ、一説として、ありえるかもしれないなぁ…という話。

    ただ、全体的にあまりにもだらだらしていて、いまいち何を伝えたいのかわからないのが残念。
    続刊もあるみたいだけど、読む気はしない。

  • メディアメーカーのRSSで興味を持つ。

  • こういう系半信半疑で、他の情報でも「誰かの生まれ変わり」の話を聞くので有るのかなどうなのかな?と。普段はあまり読みまではしないが、Book bar(だったかな?)で紹介されていて、読んでみる気になる。最初は

    ・あの世で伝説のスープを飲むと記憶が消えない
    ・自分の名前、容姿を忘れる
    ・前世のことを話すと病気
    ・牛になった人もいる
    などの情報に興味を引くが、そういう体験談が多すぎて逆に疑いの目。読み終わった後は半信半疑だが、時が経つにつれやはりオカルトだなと思う。

  • この本を読んで眠りについた。
    朝酷い頭痛で目が覚めた。
    何か禁忌に触れる情報があったのだろうか。

    宗教や通説を全否定する内容でその点は興味深かったです。
    取材内容を淡々と書いてある本。
    深い考察などはない。

  • 興味深いテーマを扱っていながら、まとまりのないインタビューを延々とダラダラと載せ、そこに著者の浅い思考と分析からくる感想を述べているだけ。

    読み始めたのでとにかく読み終えようと思ったが、途中から苦痛だった。

  • 本の名前は以前から知っていて、読むのを楽しみにしていただけに、一言、ショック・・・。もう少し、「学術的な考察」がなされている本だと思っていたのに・・・。

    と、これだけ書いて、終わりにしようと思っていたのだが、そもそも、今の科学のレベルで「見えない世界」がどれほど分かるというのか、ということが、時間をおいたら、頭の片隅にちらつきだした。と書きつつも、著者が「前世の記憶」を持つ人達に一つも「疑問」も持たず、鵜呑みする姿勢に、そのやり方が「真実」へと導いていかれるやり方なのか、という強い疑問がぬぐいきれない。ついでに・・・、と今思っている。続編もあるようなので・・・。

  • 以前「スープ」という映画を観まして、その原作ということで読んでみました。

    「スープ」は若干ファンタジックでもあり、不思議な感じでもありという映画でした。キャストもけっこう豪華で、生瀬勝久、小西真奈美、橋本愛、谷村美月、古田新太、松方弘樹などが出ていて面白かったです。

    さて、原作。どこかにカラクリがある可能性もあり、若干眉唾な気がしないでもないのですが、少なくとも著者は事実を伝えようとしているのだと思います。

    そして、人々が、自分が事実だと考えていることを伝えてくれているとすると、とても興味深いことだと思います。

    テレビでやっていたのですが、記憶はけっこうあいまいなもので、前世と思っているものが実は全然違うものである可能性もあるようではあるのですが、興味のある分野ではありますね。

    払ってもいい金額:900円

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著者プロフィール

1951年東京都生まれ。上智大学電気電子工学科卒。富士通(株)を経て、コンピュータソフト会社を経営。1996年に社内に不思議研究所を設置。「時空」と「私」の謎を解くため、不思議現象を探究し、世界中を取材する。

「2016年 『生まれ変わりの村 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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