KEI チカーノになった日本人 (GUFT 2)

著者 :
  • 東京キララ社
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本棚登録 : 65
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309908205

作品紹介・あらすじ

FBIの囮捜査にはめられ、カリフォルニアの刑務所に10年以上服役した男の壮絶なるハードコア・ライフ。抗争や殺人事件が日常茶飯事のアメリカの刑務所。そこには人種ごとに様々なグループがある。唯ひとりの日本人として孤独な闘いを続けたKEIだが、ある日、その暴力性、結束力で最も恐れられているチカーノ(メキシコ系アメリカ人ギャング)の伝説的なボスと運命的な出会いを果たし、彼らと家族同然の付き合いが始まる。チカーノは貧しいが、金では動かない。家族を大切にし、仲間のためには自己をも犠牲にするヤツらだった。新たな写真とエピソードを追加した改訂版。

感想・レビュー・書評

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  • 非現実的なところが面白いです。

  • #読書開始
    ・2018/3/4
    #読了日
    ・2018/3/5
    #経緯・目的
    ・メディアで著者を拝見し興味を抱いたので、図書館で借りる。
    #達成、感想
    ・なんとも壮絶。想像ができない世界。
    ・そのなかで生きて帰ってこられた著者がすごい。そして、ポジティブに考えていて、筋を通す格好よさがある。
    ・家族を大事にしようと思った。
    #オススメ
    ・興味があれば、というところ。誰にというのは特にない。

  • チカーノというアメリカのギャングになった日本人のはなし!
    必見!

  • 日本人ヤクザが覚せい剤取り引きのため海外でおとり捜査にかかり、あちらの刑務所行き。
    大変恐ろしい猛者が蔓延る刑務所の中での生活期がメインで、後半ようやく刑務所内でのチカーノの話。
    もうちょっとチカーノ話を読みたかったが、さくさく読めて面白かった。
    チカーノのメンタリティや、生活感をさくっと学べる。
    巻末に短い現地取材レポート有り。
    これがかなり面白かったので一冊出して欲しい。

  • やくざあがりの著者が麻薬取引で逮捕され米国の刑務所に10年服役することとなる。 服役期間にメキシコ系ギャングのチカーノのボスと出会い、親しくなることにより、チカーノに受け入れられる。

    刑務所の中では、人種ごとに徒党を組んでギャング化しているが、チカーノは仲間のためには命を落とすことも省みないことから、他のグループから恐れられているらしいが、その中身は親・親族・仲間を大事にする強い結束力があるらしい。 著者もチカーノとの出会いにより、チカーノの本質をしり、自分を捨てた親への孝行の気持ちを取り戻す。

    過酷な刑務所生活の中で生き延び、またチカーノに受け入れられチカーノの一員として生きてきた著者の運・精神力の強さはすごいと思うし、通常ならば体験できないエピソードなどは面白かったが、やはり、自伝形式は今ひとつ興ざめしてしまうところがある。

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著者プロフィール

1961年東京生まれ。暴走族を経てヤクザの道へと進む。20代で大成功を収めるも、ハワイでFBIの囮捜査にはめられる。ロサンゼルス、サンフランシスコ、オレゴンなどの刑務所にて10年以上服役。出所後はアパレルブランドを立ち上げ、日本のチカーノ・ブームを牽引。米刑務所内での経験や勉強を生かし、ボランティア団体『グッド・ファミリー』を設立。書籍、漫画、映画、TV、ラジオ、youtubeなど各メディアにて活躍中。

「2022年 『チカーノ先生の生きるヒント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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