東京ノスタルジック喫茶店

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 64
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309908229

感想・レビュー・書評

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  • 純喫茶。若いときは全然興味無かったけれど、ここ10年位で自分の中で存在感が出てきました。
    歴史を感じさせる佇まい、静かな雰囲気、人をリラックスさせる店主。そして美味しいコーヒー。スタバなんて全然行きたくないけれど、こういう喫茶店が行きつけにあると人生豊かになりますよね。
    そんなレトロで現役の喫茶店が山盛り出てきます。どこもいつまで在るか分からないくらいご高齢の店主が多いので、本書から10年経った今、どれだけの店が生き残っているんでしょうか。
    僕らは店に行っても居心地の良さとコーヒーを味わう事しか出来ませんが、本書は店の歴史を掘り下げて尊敬を持って書き込んでくれています。相当なボリュームで、丁寧に丁寧に書かれていて、出すのに時間が掛かったというのもうなずけます。
    辛抱強く店を護ってきた店主たちも、こうして記録が残る事はうれしいのではないでしょうか。
    僕らも知らない街に行くと喫茶店を探してくつろぎます。この本に出ている店以外にもいい喫茶店は沢山あります。自分なりの喫茶店の楽しみ方で大事に時間を過ごしたいと思わせてくれるいい本でした。

  • 東京。喫茶店。閉店。
    所在地やメニューなども。

  • 本を持って喫茶店に行き、コーヒーの香りと少しの音の中で、ほっとひと息つきたくなりました。
    喫茶店とコーヒーと本って好きだなあ、という思いでしみじみ。

  • 最近のお気に入り、神田珈琲専門店エースさんが載っていたので読んでみた本。
    他にも昔ながらの喫茶店物語がいろいろ紹介されていて、こだわりや続けていくことなど、へぇぇがたくさん。
    国立 邪宗門はすでに閉店してしまったけれど、ここに思いをよせる人がたくさんいるってことをあらためて思う。

  • 魅力的なお店が紹介されていますが、自分の行ったことのないところばかりでした。考えてみたら、勤務地の近所以外で最近、まともな喫茶店に行ってないなあ。

  • 古きよき喫茶店が好きなので、手にとった本です。
    喫茶店店主が語る、喫茶店の歴史とこだわりの話がつまった本です。

    名前を知っているお店でも行った事がなく、こんな歴史があったのだなとこの本で知り、お店に足を運んでみたくなりました。



  • 37店舗紹介されていて、行った事の或る店は一店舗だけ。東京に居た頃はよく喫茶店巡りをしたけれど、目的が違っていて、美味しい珈琲を豆を飲み仕入れるのが楽しみで巡っていたから。もし、今東京に居て、喫茶店巡りをするなら、この作者の様に美味しい珈琲か美味しい何かを出す店を求めて回っている事だろう。

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著者プロフィール

作家・写真家。1975年12月11日生まれ、東京都出身。
駒澤大学文学部国文学科卒業。英国留学後、仕事を始める。
近年は東京の街や地方都市の文化、人間の生きざま、日々の暮らし、働くということをテーマに、書籍の執筆を中心に活動中。
主な著書に、『百年のしごと』(東京書籍)、『東京ノスタルジック喫茶店』『東京ノスタルジック喫茶店2 郷愁の喫茶を訪ねて』(共に河出書房新社)、『「手仕事」で夢をかなえる女性たち』『農家かあさんのおいしい365日』(共に淡交社)など。


「2014年 『明日へのしょうゆ すべてをなくした蔵元の、奇跡の再生物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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