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- Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309977676
感想・レビュー・書評
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店頭で手にとって、目次を概観して、思わず怒り心頭、ワナワナ、ブルブルと、震えて激怒してしまいました。
物故者では、われらが植草甚一の「コルトレーンの死をハプニングといったら叱られるだろうか」が載っていますが、肝心要のわが平岡正明の論考がどこにも見当たりません。なんということでしょう。責任者出てこい! と、わめきながら、肩を落としてシブシブ購入。読み始めています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シビレたのはブック・デザインである。オレンジ・黒・白というインパルス三原色で統一され(レコードと同じ背表紙には感涙)使われている写真もモノクローム。ムックではなしにハードカバー本にしてもらいたかったくらいだ。
後藤雅洋責任編集で、3.11後の日本でコルトレーンを聴きなおそうという崇高な主題のようだが、なかなか新鮮な視点を生むのは容易じゃない。それでもやはり検討しているのは菊地さんで、相倉久人との対談では「シジフォス・インド・禅寺」というコンセプトで得意のアナリーゼが展開される。平野敬一郎の音楽の内外のどちらからインスパイアされるかによってタイプが分かれるという指摘も面白かった。
ガンパレ、別冊文藝。
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