川上未映子: ことばのたましいを追い求めて (文藝別冊) (KAWADEムック 文藝別冊)

制作 : 河出書房新社編集部 
  • 河出書房新社
4.22
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本棚登録 : 329
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309979878

感想・レビュー・書評

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  • 自分がその時読んで感じたあの思いを大切にしたい気持ちはありつつも、もっともっと川上未映子の本は読み込めば価値観が大きく揺さぶられると感じた。
    痛みは共有できるはずもなく、体から出ていくこともない。善百合子の痛みは夏子には感じ取ることはできるけど、共有はできない。だからこそ善百合子の言葉は夏子を通して読んでるこちらにも突き刺してくる。そんな善百合子を違う方法で抱きしめたいと願う夏子は印象的だったのかより深まった気がする。
    ヘヴンの衝撃的だったあのシーンもちょっと大変だった人生の1日なだけで、死ねずに普通に生きていかなくちゃいけないと言う川上未映子の言葉も衝撃だった。
    それは他者を歓待する気持ちと壊れやすいものを信じる思いが根底に流れているのかもしれない。
    好きな作家のエッセイも多くて贅沢だった。

  • おもろい

  • 川上未映子の作品世界を丸ごと扱った贅沢なムック。文章を寄せているひとたちが豪華で、自分の好きな作品の構造を解剖している感じが楽しい。穂村さんのインタビューや斎藤環先生の論考がすき。

  • 163思いがけないシチュエーションをいろいろ組み合わせ、「じゃあ、どうなったの?」と読みたくなる〜「そうした疑問がどのように解明されるのか」への、読む側のさもしい欲望を刺激するだけ

  • 本屋さんに行くたびに「買おっかなー、でも今回は辞めとこ」って言うのが3回続いたから4回目で買った。川上未映子ずっと好き。

  • マック本だが、読み応え抜群であった。
    川上未映子さんの作品は実はすべて真夜中の恋人たちしか読んでなくて、むしろ彼女の魅力がどこにあるのか知りたくて読んだ。
    テーマがヘビーで打ちのめされそうだが、これから読んでみようと思った。
    女性性というテーマには、女性である自分が読むことは必要と思った
    彼女の感性に打ちのめされてみるか

  • 夏帆さんの書評だけでも読んでほしい。

  • あさイチの特集で川上さんを見てから ずっと気になっていました
    気がついたら半年も前の話。。(汗)

    どの作品も未読でしたが即座に引き込まれ とにかく読まねばというキモチにさせられました

    なかでも 村田沙耶香さんが私の一冊で選んだ「ヘヴン」は必読!
    実際に いじめに苦しんだ過去があった事を知り だからこその彼女の作品から感じるエネルギーにも納得

    他にも 「すべて真夜中の恋人たち」や「乳と卵」「夏物語」など気になる作品も要チェック!
    読み応えありの一冊!

  • 大好き。だと最近気づいた。

  • これはちょっと、ものすごいぞ。
    買って本当に良かった。
    内容に死角なし…というか、これでもかこれでもかと畳み掛けてくる言葉の数々に圧倒される。最高がすぎない???
    こんなに贅沢していいんでしょうか…

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