心理カウンセラーをめざす前に読む本: 私でもなれるの?と思っているあなたへ

著者 :
  • 学陽書房
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本棚登録 : 65
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784313630543

感想・レビュー・書評

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  • やっぱ心理カウンセラーって興味深い仕事だ。

  • やさしい文章で、まるでカウンセリングを受けているよう。
    そして悩んで終わった。
    カウンセラーをめざしているわけではないけれど、カウンセリングを学ぼうかなと思っていた。悩んでしまう。
    自分が自己と向き合う勇気が無い。自己嫌悪の渦に既に入る。

    読んでよかった。
    ステキな本です。
    ありがとうございました。


    (H23.1 図)

  • 意外と良かった。なんて言うのか、自分自身の方向性を調整する必要があることを教えてもらったような感じです。

  • ■書名

    書名:心理カウンセラーをめざす前に読む本
       ―「私でもなれるの?」と思っているあなたへ
    著者:富田富士也

    ■概要

    題名のように、心理カウンセラーを目指す人向けの心持ち
    などを記した一冊。

    ■感想

    いいタイミングで読んだ本だと思いました。
    カウンセラーの心がまえをこれでもかと繰り返し書いて
    ありました。

    実際に厳しいことをいくつか記載してありますが、人を
    相手にすることがメインの仕事なので、実際はこれの何
    十倍もつらい仕事だと思います。

    この心構えは、いつでも持てるようにしておきたいです。

    ■気になった点

    ・カウンセラーは、まかりまちがえると人の悲しみに付
     け入る仕事になってしまう

    ・人として謙虚さに敏感でないと、この仕事を長く続け
     るのは難しいでしょう。

    ・心の傷口をあけるのにも時間がかかるけど、閉めるの
     にはもっと時間がかかる。そこを忘れてはいけない。

    ・人間関係とは、枠組みと枠組みのせめぎあいなのです。
     私はこれを、"せめぎあって、おりあって、お互いさま"
     と読んでいます。

    ・互いの差異を認めないで、人と自分を比較ばかりしていると
     どうしても否定感情が沸いてきて素直に皇帝できません。
     
    ・色々な人間関係によって、あなたも支えられています。

    ・人間関係を諦めてはいけません。決め付けてもいけません。

    ・相手の存在そのものをまずは肯定する姿勢が大事です。

    ・あなたも自分に無力さ、やりきれなさ、もどかしさを何
     かにすり替えて心のバランスを取っていませんか?

    ・人の行為を大目に見られないのは、相手の前途が、私の
     前途になりかねないから、大目に見られないと思うのです。
     大目に見られない相手ほど、相手の事を意識し、心を
     寄せているともいえます。

    ・頑張る時は頑張ればいい。頑張れない時は、一休みして
     等身大の自分に自分に素直になることです。

    ・お互いが良し悪し関係なくかまっている状態は、お互い
     いなくては困る存在なのです。まさに、お互いが自己肯定 
     されている瞬間です。

    ・人の心はごちゃごちゃになりやすいのです。それを安易に
     割り切ることなく、大切にして下さい。安易に割り切る
     ことは、自分の仮説、価値観に相手を引き込む可能性が
     あるのです。

    ・相手から学ぶには感動が必要です。感動するには、謙虚な
     気持ちでクライアントのつぶやきに耳を傾け、その真意を
     汲み取る聴き方をしなければいけません。

    ・脇の甘さというのは、無力な自分を素直に語ることです。

    ・謙虚さを忘れた情熱は、単なる押し付け

    ・人の辛さは変われない。カウンセラーが相手に、なんとか
     私の人生を変えてくれると思わせるカウンセリングは、相手の
     自立を支える心を希薄にします。

    ・カウンセリングとは、人間関係づくりをお互いにみつ
     めてみようという働きである。

    ・人は傷つき体験をするたびに、心のバリアを作ります。

    ・カウンセラーに向いているかどうかは、誰かが決めてくれる
     わけではなく、自分自身の姿勢が決めることです。

  •  この手の本としては、「聞く技術」を読んでおけばいいかな、という感触。個人的には新情報吸収というよりも復習の意味合いが強かったです。
     民間でいろいろ活動する場があるらしいことを知ったのは収穫。
     あー、でもこれ、地方によるのかな…(笑)。

  • 7年前に鬱病になり、約1年で完治、その後「心理カウンセラー」になりたくて、その前に読む本という物をかったのですが、その本を読む前に、再発してしまい、いままだ読めないでいます。

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著者プロフィール

静岡県出身。子ども家庭教育フォーラム代表。教育・心理カウンセラー。
相談活動を“生業”にし、30年以上にわたってカウンセリング・マインドの生活・日常・庶民化を心がけている。この間、千葉明徳短大幼児教育科客員教授、千葉大学教育学部非常勤講師、文京学院大学生涯学習センター講師を務め、相談員、教育・福祉臨床を目指す人たちと「関係性」に依拠したカウンセリングを学び合っている。千葉県松戸市在住。

「2021年 『「還る家」はありますか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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