歴史とユートピア

  • 紀伊國屋書店 (1967年5月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784314000376

作品紹介・あらすじ

「人間は自分の遂行した一切の征服行為を、『歴史』の中での一切の前進の歩みを、やがては償わねばならないのである」――シオランが現代に叩きつけた〈黙示録〉。著者初の邦訳書にして、代表作。

「地上楽園の信奉者たちと私との不和の、その深い理由を指摘せねばならぬとしたら、私は次のように明言しよう。すなわち、人間の抱く一切の企図が、遅かれ早かれ人間自身に刃を向けることになる以上は、理想的な社会形態を追求してもむだなことだ、と。人間の行為は、たとえ高潔なものであろうとも、結局は人間を粉砕するべく、人間の前に立ちふさがるのである。(中略)すなわち、個人であれ集団であれ、人間は自分の遂行した一切の征服行為を、『歴史』の中での一切の前進の歩みを、やがては償わねばならないのである。歴史は進行の相貌よりも、むしろ旋風の、渦巻きの相貌をこそよびさますものではないか」
(「日本版への序」より)

みんなの感想まとめ

人間の本質や社会の矛盾を深く掘り下げた作品は、ユートピアを求める現代人に対する鋭い視点を提供します。著者は、理想的な社会の追求が必ずしも実現可能ではないことを示しながらも、その過程で生まれる生への欲求...

感想・レビュー・書評

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  • 人間なんてろくな事しない。
    あれもこれもだし、一見よしとされるやつだってそうだ。
    敵の敵も敵。
    錦の御旗なんてないし。
    人の作ったものにまともなものはない。
    ちゃんとすべてがイヤになる景色、心持ちが書いてあるかな。

  •  「言葉のテロリスト」、E.M.シオランによるエッセイ集。

  • 途中で断念。

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著者プロフィール

【訳者】出口裕弘(でぐち・ゆうこう 1928~2015)
フランス文学者、小説家、元一橋大学教授。『坂口安吾――百歳の異端児』により伊藤整文学賞、蓮如賞を受賞。著書に『ロートレアモンのパリ』『澁澤龍彥の手紙』、訳書にユイスマンス『大伽藍』、バタイユ『内的体験』、シオラン『告白と呪詛』『歴史とユートピア』ほか多数。

「2021年 『生誕の災厄 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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