消費社会の神話と構造

  • 紀伊國屋書店
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784314002714

感想・レビュー・書評

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  • はじめは「40年前の分析だし…」という予断をもって読んでいたが、途中からそれを忘れてしまうほど引きこまれた。ここで取り出されている消費社会の本質はまだまだ社会に当てはまると思う。
    この社会は、いまだプロテスタンティズムの射程内にいるのだ。生産に加えて、消費の領域までもが資本の増大運動に組み込まれたに過ぎない。
    ただし、ソシュール的概念が単なるお飾りになってしまっている印象。またはラカン成分が圧倒的に足りない。ラカンを介すればすっきり説明できるのに…と感じさせる記述多数。
    いづれにせよ社会学徒必読の良書。

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著者プロフィール

今村仁司(いまむら ひとし)

1942年岐阜県に生まれる。京都大学経済学部卒業。同大学経済学部大学院博士課程修了。東京経済大学教授。専攻は社会思想史、社会哲学。暴力論と労働論を中心に社会理論の構築にとりくむ。『労働のオントロギー』、『暴力のオントロギー』、『排除の構造』、『現代思想の系譜学』、『近代性の構造』、『ベンヤミンの〈問い〉』、『抗争する人間(ホモ・ポレミクス)』、『親鸞と学的精神』など著書多数。翻訳も多く手がけた。2007年没。

「2016年 『交易する人間(ホモ・コムニカンス) 贈与と交換の人間学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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