消費社会の神話と構造

  • 紀伊國屋書店
4.33
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 47
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784314002714

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • はじめは「40年前の分析だし…」という予断をもって読んでいたが、途中からそれを忘れてしまうほど引きこまれた。ここで取り出されている消費社会の本質はまだまだ社会に当てはまると思う。
    この社会は、いまだプロテスタンティズムの射程内にいるのだ。生産に加えて、消費の領域までもが資本の増大運動に組み込まれたに過ぎない。
    ただし、ソシュール的概念が単なるお飾りになってしまっている印象。またはラカン成分が圧倒的に足りない。ラカンを介すればすっきり説明できるのに…と感じさせる記述多数。
    いづれにせよ社会学徒必読の良書。

全2件中 1 - 2件を表示

ジャン・ボ-ドリヤ-ルの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×