愛するということ 新訳版

制作 : Erich Fromm  鈴木 晶 
  • 紀伊國屋書店
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本棚登録 : 3602
レビュー : 358
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784314005586

感想・レビュー・書評

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  • 愛に関する勘違いを痛いほど感じられる。運命の人がいないだとか自分の悪いところも全て愛されたいだとか、人はいつか飽きがくるのだから永遠の愛などないと思っていたが、そうでもないなと思えるようになった。ただ愛することは超難しくそのために超えなければならない壁は高い、だからこそ修練積む、確かに今は120kgのバーベルは持ち上げられないかもしれない、そしてそれは一朝一夕でどうにかなるものでもないだろう。しかしそれは継続的な修練によってのみ可能になる。ローマは1日にして成らず。「必要だから愛するのではなく愛するから必要なのだ」
    繰り返し読み修練を積むべき作品。

  • ”利己的な人は、自分を愛しすぎているのではなく、愛さなすぎるのである。いや実際のところ、彼は自分を憎んでいるのだ。そのように自分自身にたいする愛情と気づかいを欠いているのは、彼が生産性に欠けていることの一つのあらわれにほかならないのだが、そのおかげで、彼は空虚感と欲求不満から抜け出すことができない。当然ながら彼は不幸で、人生から満足をつかみとろうと必死にもがくが、自分で自分のじゃまをしている。自分自身をあまりに愛しすぎているかのように見えるが、実際には、真の自己を愛せず、それをなんとか埋め合わせ、ごまかそうとしtりるのである。

  • 哲学書の入門ということで読んでみましたが、やっぱり私に哲学書は向いていないのか、イマイチわかりませんでした。
    でも、amazaonではものすごい高評価なんですね。
    そのうち再読してみたいです。

  • 『平気で嘘をつく人たち』ペック 参考文献より

  • 2018.9.10

    The best of my life

  • 愛は技術である。という強い言葉で語られるその内容は、一部では共感をよべない部分もあるかもしれない。特に現代の諸相を語る部分においては、一部で言い過ぎでは?と思えることもかなり強く述べている。しかしながら、過去の賢人たちを紐解きながら、非常によく書かれていて、何度でも読み返したいバイブルとも言うべき内容だと思う。

  • ものすごい本だった。前回読んだ時はまるで理解できず読み進められなかったのが嘘のようにスラスラ読めた。そして今回の恋愛を考える上で非常に役に立った。原因を深く分析することができたと思う。特に父性的愛情と母性的愛情の両方が1人の個人の中に存在し、それによって自立した人間として誰かを愛すための基礎的な状態や条件になるのだと感じた。フロムの説く愛は非常に達成することが難しいものだと思うが、そこを目指す意義はあると感じた。まず何より自分自身が自立し、愛されることを盲目的に求めるのではなく愛することを目指そうと思った。

  • もう一度しっかり読み直そう。
    この本のなかでいう、生産性ってなんなんだろうか?

  • 愛とは孤独に生まれた人間がいかに孤立を克服し他者との一体化を得るかという問いの完全な答え、というフロムの本。愛とは自分自信の中に息づく喜び、興味、悲しみなどのあらゆる表現を与えること。愛とはこちらが愛せば相手も愛してくれるという保証のない希望に自分をゆだねる信念の行為。そう言うフロムは更に論を進め現在の社会構造とそこから生まれる精神が愛の発達を促すものだろうかと問うてゆく。
    この本が素晴らしいのは愛とは与えること、信じることと言うフロムが、私達に与えてくれたこの本で、私達が「適当な条件さえ与えられれば、平等・正義・愛という原理に基づいた社会秩序をうちたてることができる」と信じてくれているところ。これこそまさにフロムの言う愛の行為ではないだろうか。

  • 人との境界線の引き方、母親との確執、娘への依存、他者から依存される自分...精神病患者の視点。人はどうやって狂っていくのか。様々な悩みを考えるにあたり、ヒントとなる言葉が多く出てきた。また、子供を支配しようとする母親、父親の在り方、様々な愛の形の違いについて...読み返すほどに理解を深めることが出来る。この先も、息詰まるために何度も読み返すと思う。

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著者プロフィール

エーリッヒ・フロム (Erich From)
1900年ドイツ・フランクフルト生まれ。フロイト理論にマルクスやヴェーバーを接合して精神分析に社会的視点をもたらし、いわゆる「新フロイト派」の代表的存在とされた。また、真に人間的な生活を可能にする社会的条件を終生にわたって追求したヒューマニストとしても有名である。しだいに、禅や東洋思想へも関心を深めた。
著書に、『愛するということ』『悪について』『生きるということ』『フロイトを超えて』『希望の革命』『反抗と自由』『人生と愛』『破壊』(以上、紀伊國屋書店)ほか多数。1980年歿。

「2016年 『ワイマールからヒトラーへ〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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