消費社会の神話と構造 普及版

制作 : Jean Baudrillard  今村 仁司  塚原 史 
  • 紀伊國屋書店
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本棚登録 : 661
レビュー : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784314007009

感想・レビュー・書評

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  • 目の覚めるような面白さ。しかし読了後に脱力感、無気力感に襲われる。というのも記号の消費を実践していることに他ならない気もするが。それも含め感動的な本。

  • (感想文)
     捨て読むところがなかった。

     日本でなかなかな土人社会を生きてる私としては、ハイパーリアルに生ききれてなくて、残念なような、ほっとするような感じではある。20世紀日本なら、このままハイパーしちゃいそうだったのかもしれないけれど、21世紀ナウは没落しつつあるせいか、未開社会に無事戻りつつあるような。
    とはいえ、半分足つっこんでる程度だから、消費社会の神話がありえるらしい。

     いちいち言い回しがあちこち面白すぎる。パッとしないSFやロマン小説を読むぐらいなら、この本がいい。
     ただ、ボードリヤールを何度も読んでると、いよいよ話の通じない人になってしまいそうだ。この思考ベースだと、社会が成立しえない、というのはどういうことか?というと、ホントの事言い過ぎ!というよりは、一面を語りすぎだから...と言っていいだろうか。

     学校で原文で読みたかったな。

    (メモ)
    ・取り揃えたモノを出来合いのパズルのように組み合わせて、自分探しをする消費者が拡大され、市民や人間としてのロールはずいぶんと縮小してしまった。

    ・オズの魔法使いが幻をみせる、記号の消費に明け暮れた「聖杯7」大量消費社会の時代について

    ・21世紀はマスメディア→ネットの時代になり、
     公共空間がプライベート空間の延長を束ねたものでしかなくなってきたので、大衆の消費のスタイルも変化
    ・顕示的な記号消費からクラウド化。(中流から脱落・離脱。)

  • 639夜

  • 20世紀中盤において、20世紀末の社会状況をすでに明示している感がある。個々の人々の欲望というものが、個々の人から個別に立ち上がるというより、意図して作られていく、そしてそれがすでに一種の「制度」になっていること、そのツールが広告であることの説明がなされている。近代社会、とりわけ後期資本主義というのかな、そういう社会のありかたが、くっきり輪郭をとって見えてくる。2007年W大SKゼミ夏合宿テキスト。

  • ジャケがかっこいいのにNOIMAGEとはもったいない。
    まあ、要するにガジェトとシューミラクル的な。
    これも、大学3年時、ゼミで使用。購入。友達にあげたがまた、自分で買った。
    わかるでしょ。

  • 僕の学問的ルーツです。

  • 私の学問的ルーツ。消費社会においてモノに付与された記号がいかなる働きをしているか、など現代を読み解く重要な示唆を与えてくれる。

  • ボードリヤールはかっこいいね
    差異だよ差異
    ああ、かっこいい
    記号で分析か
    文体もかっこいいっす

著者プロフィール

【著者】ジャン・ボードリヤール :  1929年生まれ。元パリ大学教授(社会学)。マルクスの経済理論の批判的乗り越えを企て、ソシュールの記号論、フロイトの精神分析、モースの文化人類学などを大胆に導入、現代消費社会を読み解く独自の視点を提示して世界的注目を浴びた。その後オリジナルとコピーの対立を逆転させるシミュレーションと現実のデータ化・メディア化によるハイパーリアルの時代の社会文化論を大胆に提案、9・11以降は他者性の側から根源的な社会批判を展開した。写真家としても著名。2007年没。著書に『物の体系』『記号の経済学批判』『シミュラークルとシミュレーション』(以上、法政大学出版局)、『象徴交換と死』(ちくま学芸文庫)、『透きとおった悪』『湾岸戦争は起こらなかった』『不可能な交換』(以上、紀伊國屋書店)、『パワー・インフェルノ』『暴力とグローバリゼーション』『芸術の陰謀』(以上、NTT出版)、ほか多数。

「2015年 『消費社会の神話と構造 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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