- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784314007245
作品紹介・あらすじ
世紀末都市、大震災ジャンクアート、失踪児童、自己複製プログラム、遺伝子ハッカー、恋愛ウイルス、仮想現実アイドル、性欲処理用人工生命、屍体売春、カオス的超神学、宇宙船ジャンクアート…ポスト・サイバーパンク決定版。
感想・レビュー・書評
-
久しぶりにSFの短編集を読んだ。最近のSF小説のイメージは、ARやAI、遺伝子操作などの最新の科学の知見をベースにした作品ばかりだろうと思い、やや敬遠気味のところがあったのだが、このアンソロジーはなかなかおもしろく読めた。
とくにおもしろかったのは「消えた少年たち」。SFなのかサスペンスなのかよくわからない作品だったが、訳のすばらしさも手伝って一気読みだった。
意味不明だったのは「アチュルの月に」。一体なんの話なのかさっぱり見当がつかなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「アチュルの月に」を読むだけでも価値があると思います。手に入りにくくなっているようですが。
-
20100521
サイバーパンク系アンソロジーな本。
まあ。 -
10人の作家による10篇のSF短編集。コンピュータ・ウィルスがDNA螺旋状に成長し、生命そっくりの自己複製プログラムを備え、病のウィルスの様に人間世界を襲い、ニューロコンピュータを冒しつつ作り替え、一切サイボーグ化していない人類の脳さえこのウィルスに冒されてしまう、壮大な電脳進化論の様な『存在の大いなる連鎖』が好みだった。