- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784314009799
作品紹介・あらすじ
巨大再開発、臨海副都心、皇居、エスニック・スポット、郊外、米軍基地、ホームレス、建築、文学、映画、サブカルチャー…複数のルートから都市の現在に迫る、新・東京ガイドブック。写真100点、ブックガイド付き。
感想・レビュー・書評
-
2005年の本。震災前、ひと昔前の東京の考察本。
2021.06.06詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
平塚市 見えないホームレス
汐入駅
米兵の町 ドブ板通り -
逗子図書館で読む。横須賀のレポートを読む。基地の町と郊外という要素を対比させる構成です。浅いレポートでした。何本かレポートを読んで、3時間ぐらい歩いた程度で書くべきではありません。
-
(2010年度: 渡邉正人先生推薦)
-
ブクブク交換会(2/15、新宿 Be Wave、テーマ「旅」)で採り上げられたお勧め本。
ポップなデザインの表紙とタイトルは裏腹に、学術的な都市学資料となっています。
研究者、編集者、建築家など、さまざまな職業の人の文章が掲載されており、東京論というおおまかな共通性以外では、かなり雑然とした印象を受けますが、読んでいくと、それぞれに違う専門的立場から東京を論じているため、興味深く感じられます。
先日読んだ『アースダイバー』は、現在の東京と縄文時代の土地との比較考察でしたが、こちらは「いま、ここ」の東京について、様々な視点から語られているものです。
たとえば歌に登場する東京のイメージには、日本というマクロも駅名というミクロも意味しない、漠然としたリアリティの薄いイメージだけ取られていると、山田晴通氏は指摘しています。
確かに、都内各地域は、それぞれに強い個性がありますが、その辺りはばっさり省略し、大まかで曖昧な東京というイメージが、おしゃれなものとして採り上げられているような気はします。
また、お江戸日本橋の真上を首都高速が走るという光景は、都市空間デザインとして最悪だと思っていましたが、五十嵐太郎氏は、どちらかを排除するのであれば、逆に首都高の方を残すべきと説いており、斬新に思いました。
確かに、現存の日本橋は江戸時代のものではなく、単なる標識アイコンに過ぎないものです。そして、1000年後の人々は、日本橋よりも首都高に感銘を受けると著者は説きます。その頃になると、首都高はローマ水道橋のような遺跡になるというのです。
日本橋上の首都高を残念に思う気持ちは変わりませんが、確かに、時代時代の風潮で無駄に予算を投じて空間づ栗をするのではなく、現状に加えて未来を踏まえた都市づくりをすることが必要だと思いました。
この本は、どの文章も2003~2005年の間に書かれたものということで、刻々と変化し続ける東京は、現在は当時とはまた違う姿を見せており、今専門家から文章を集めたら、この本とはさらに違う都市論が展開されることでしょう。
『惑星ソラリス』や『東京画』(ジム・ヴェンダース)に登場する日本の首都高を、映像で観てみたいと思いました。 -
「地域・都市社会学」の中間レポートの課題。
これを読んで書評せよとのこと。
かけないよー。。。。。
東京について、様々な角度・論点からブンセキされていました。
見た目・題名には軽い本なんだけど、実はがっつり社会学の本でした。
分析・フィールドワーク、筆者のライフヒストリーを基盤に論じることで、読者に対して、ある種のデジャブを与えようとしているのか。
「東京」
上京してくる前は、とんでもなく大きくて、何でもあって、ものすごい可能性のあるところだと思っていた。
実際の東京は何でもある街っていう思い、シゲキテキっていう思いは変わっていない。
そして、それ以上につかみどころのない街であることに変わりはないかもしれない。
私は、将来東京に住み続けたいと思っている。
なぜ?
それは、シゲキが得られる街・自分の成長を促せる街ダカラ。
日本で一番情報・お金・権力が集まる街と言えるんじゃないのかなぁ。 -
¥105
-
東京カルチュラルスタディー入門。