10代の子をもつ親が知っておきたいこと

著者 :
  • 紀伊國屋書店
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本棚登録 : 164
レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784314010757

作品紹介・あらすじ

いじめ、不登校・ひきこもり、反抗期、性的逸脱、ドラッグ、うつ病、摂食障害-思春期の問題行動や心の病には、「自尊心」の低さがひそんでいる。人気精神科医が教える、「自尊心」と「コミュニケーション力」の高い子どもの育て方。

感想・レビュー・書評

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  • 「生きてくれているだけでよい」と無条件に受け入れる事で自尊心を育てること。
    子どもの行動への考え方や、接し方、褒め方、受け入れ方など思春期の子を持つ親にはバイブルとなる一冊。

  • うんうん、と、いいながら読みました。
    思春期の娘をもつママ友にも貸しました。
    真剣に考えてヒントが欲しいときは、やっぱり、ネットより本を頼ってしまいます。

  • 思春期の娘の暴言にどうしたらよいのか?と悩んで、本書を手に取った。確かにこちらのつまらないプライドが子どもを追いつめている。大人として、せめてましな生き方を示したい。まだまだ自分はやれると思った。

    ・P21:生まれつき決まっている4つの因子。冒険好き、心配性、人情家、粘り強さ。後天的に作られる3つの因子。自尊心、協調性、精神性。by クロニンジャー。
    ・P72:心の容量は、他人をどれだけ信頼できるかということに関わっている。
    ・どんなタイプの離婚でも子どもの心に深刻なダメージを残す性質のものではない。ただし、良心の不仲を離婚後に持ち越す場合は別。
    ・P179:無条件の愛とはネガティブな感情に苦しむことも含めて、子どもの存在そのものを認めてあげること。
    ・P184:人間は他人を責めている時には、それ以上に自分のことも責めている。
    ・P202:人は自分の被害者性が癒されて初めて、自分の加害者性を認識し、他人に対して心からの謝罪ができる。
    ・P219:どうして?と聞いている限り、どうしても問題行動に焦点が当たってしまうが、「どういう気持ち」と聞けば、焦点を当てているのは本人の気持ちになる。
    ・P227:「わたしは元に戻るのでしょうか?」という尋ねる患者さんには「病気になったのは、もともとのやり方がご自分には辛すぎたためなのですから、元に戻るのではもったいない。病気になったことをきっかけに、もっとご自分にとって気持ちの良い人生を手に入れましょう。」と答える。

  • 娘とこの先もいい関係を築いていきたいと思い手にとった。「自己肯定力」がすべてを形づくる土台になると再確認できた。さらにそれを支える「コミュニケーション力」をどう育んでいくか具体例を挙げて書かれている。親も共に成長していく道標となる本。精神論ではなく医学的かつ平易な言葉で書かれていて非常に分かりやすい。家族には様々な問題が起きるものだと思う。ある大切なことさえ忘れなければいつでも幸せに向かって軌道修正していけるという論がとても心強い。子育てに関係なく人が幸せに生きるために知っておきたいことが満載です。

  • 精神医の本は色々読んだけど、この本は的確。一番役立ち、再読。

  • 性格は生まれつき決まっている因子がある。ただしそれは長所でもあり、短所でもある。だから、変えられない性格、子供の存在そのもの、子供の「現在」、感情をまず受け入れる。先ずは話を聞き、アドバイスや「評価」ではなく「気持ち」を話す。引き算の発想を捨て、子供ができるようになったことに注目し、子供が生きていてくれることに「感謝する」こと。親も子供もすべての人がベストを尽くしているんだと自分も他人も見られるようになれば!
    親も自分の間違いを認めなきゃね。

  • 自己回復するための一冊。悩める10代にも読んでほしい。こう育ててくれなかった親を恨むのではなく、こう育ててもらえなかった自分を癒し、今後の人生を生きていこうと思えるために。

  • 本を読む楽しさのひとつは、自分と縁のない世界に触れられること。そういう意味で、子供のないぼくが読むのも面白いかもしれない、と思って読んだら、けっこう普通に勉強になった。
    頭ごなしに叱るのではなく、「気持ちを話す」というのは相手が子供じゃなくても対等なコミュニケーションの基本だろうと思う。昔の大人が厳しかったからよかった、とい言われるのは、妥協せず一貫したものさしを用いていたことが「厳しくてよかった」のであって、殴ったり、怒鳴ったりという手段が「よかった」のではない、という下りは思わず笑ってしまった。なるほど。
    ケガをすると痛むように、憂鬱なのは環境が自分にとって好ましくないという警告、というのは目からうろこ。

  • これ以外の育児書は要らないのではないかと思うくらい、子育て(というだけでなく人と人とのコミュニケーション)について分かりやすく、それでも十分に深く書かれている。
    上の子は発達障害だから参考にならないのではと思いながら読み始めたけれどそんなことはなく、上の子の言動とそこに至った経緯を思いながら、これから自分たち親はどんな風に接していけばいいかを考えさせられた。
    ずっと思っていることだけれど、子育ての方法は誰も教えてくれない。
    その親が真っ当で、真っ当に育った人なら自然とこの本に書かれているような子どもへの接し方が出来るのかも知れない。
    でも、私はそうではなかった。
    そして多分夫も。
    今でも気を抜くとこの本に書かれているような、してはいけない例のようなことばかりしてしまう。
    どんな他者ともうまくコミュニケーション出来ていないように感じる。
    でもこれも加害者の被害者意識なのかな。
    私たちがどう育てられてきたかなんて、子どもには関係ないのだから、でもとにかく素のままの私たちでは駄目だ。
    これからは折に触れてこの本に書かれていることに立ち返りながら、子どもたちの気持ちを受け入れ共感することを常に忘れずに接していきたい。
    大分前から分かっているはずなのにこんな単純で基本的なこと(だけれど恐ろしいことに子育てに躓くまで私は知らなかった)がまだ出来ずにいるのか、と自分を責めたくなるけれど、それももうやめよう。
    自分ではなく子ども自身に意識を向けよう。
    これからは子育てというより、子どもをひとりの他者として尊重しながら関わっていきたい。
    まだ遅くないはずだ。

  • ・参考にしてほしい
     非暴力コミュニケーション
     マーシャル・B・ロゼンバーグ

    ・どんなときでも受け入れる

    ・すべての感情は正しい

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著者プロフィール

水島広子(みずしま・ひろこ)
慶應義塾大学医学部卒業・同大学院修了(医学博士)。慶應義塾大学医学部精神神経科勤務を経て、2000年6月~2005年8月、衆議院議員として児童虐待防止法の抜本改正などに取り組む。1997年に共訳『うつ病の対人関係療法』を出版して以来、日本における対人関係療法の第一人者として臨床に応用するとともに、その普及啓発に努めている。現在は対人関係療法専門クリニック院長、慶應義塾大学医学部非常勤講師(精神神経科)、国際対人関係療法学会理事。主な著書に『自分でできる対人関係療法』『トラウマの現実に向き合う』『拒食症・過食症を対人関係療法で治す』『怖れを手放す』『女子の人間関係』『自己肯定感、持っていますか?』『「毒親」の正体』などがある。

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