- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784314011181
感想・レビュー・書評
-
中学生たちにおすすめしようかと一読してみた。
タイトル通り10代向けかと思いきや意外にも深い内容で、大人の読書にもじゅうぶん耐えうる。
1・自分らしく生きるための心の原則。
2・自分についてのモヤモヤ。
3・友だち関係のモヤモヤ。 4・大人や社会とのモヤモヤ。
5の最終章はいじめや虐待・不登校・リストカット等の色々な問題を抱えているひとに向けたアドバイスやメッセージが載っている。
文字は大きくて読みやすく、文章も非常に分かりやすい。
生育環境がたまたま生きにくいものだった場合、周りの大人も生きにくい考え方を抱えていることが多い。当然子どもはその影響下にあるわけだが、周りの大人がどうであれ子どもまで生きにくい人生を送る必要は毛頭ない。
これまでと違うものの見方・考え方を身につけて、今よりももっと楽に明るく自分らしく生きられるようにした方がはるかに良いはずだ。
「嫌な気持ち」を上手く扱えるようになれば、自分を好きになれるし周りのことも大切に思えるだろう。この「嫌な気持ち」の扱い方が下手なひとは、大人でも驚くほどたくさんいる。
私自身はと言えば、「嫌な気持ち」になったら先ずは独りになって、よくよく考えることにしている。すると「あ、そうか!」とストンと原因が分かる瞬間があって、それが結構楽しい・笑
いかなる時でも感情は選べる。
そう信じてほしいと、ワタクシからも。
さて、子どもたちが大人になることを嫌悪するような大人に、私はなっていないだろうか。
そんなことを考えながらの読書だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
将来10代になる子供のために買い、先に私が予習として読みました。
時期が来て子供にも読んでほしいなと思った。
絶対に悩んだり悲しい思いをする日はあると思うけど、自分の気持ちをコントロールできるように助けてくれる本です。
-
10代に向けての本だが、むしろ社会でご迷惑をかけている若しくは人間関係で苦しんでいる大人が読むべき本。
怒っている人は困っている人、悪口の場面では透明人間など簡潔明瞭にして大変分かりやすい。個人的には素晴らしい本だと思うのでもっと世の中に普及される事を願う。 -
10代ではなくても役立つことがやさしい言葉で書いてあります。
手元に置いて繰り返し読み実践したいです。 -
子供のように単純ではなく、大人のようには割り切れない思春期には、モヤモヤすることがたくさんあるのではないだろうか。嫌な感情とうまくいくつきあい、他人や自分に対するモヤモヤをなくし、自分らしく生きられるようになるためのヒントがたくさん。大人にも役立つ内容が、10代に向けて分かりやすく書かれている。中高生にはぜひ読んでほしい。
-
人には人の事情がある。
空いてる電車で2歳くらいの子供とお母さんが並んで座っていたが、混んできたのを察知して子供を自分の膝に乗せて1席空けた。そこに座りたそうにしていた男子学生は他に空席があることに気付き、席を空けたままにした。ところが、その直後に女子学生がラッキーとばかりにその席に座ってしまった。
そんな状況を目の当たりにした私はずっとモヤモヤしていた。女子学生の鈍感さにイライラしていた。
でもこの本を読んで気付いた。私が女子学生に声を掛ければよかった。「その席に座りたいなら、近い私の席に座って。私は少し離れた空いてる席に座るから」と。そうすればお母さんは開いた隣の席に子供を座らせることができるし、女子学生は多分私の席の方が気にいるはす。だって私の席は端っこだったから。でもこういうことって咄嗟には思いつかないから、難しいのよね。 -
タイトルどおり、10代の子どもたちに向けた「折れにくい心の育て方」が書かれた本。
「将来が不安」といった漠然とした悩みや「悪口とどう付き合うか」といった人間関係の処世術だけでなく、虐待やリストカットといった深刻な内容にもやさしく触れられている。
対象となっている10代の子どもたちだけではなく、大人も読みたい一冊。 -
「怒っている人は困っている人」という言葉が印象に残った。端的に書かれていてすぐ読めるし分かりやすい。
-
読始:2015/7/21
これは10代のうちに読みたかったなぁ〜。
「怒っている人は困っている人」
これは色んな場面に適用できるなぁ。 -
10代と10代のときにはこの本を読めなかった人たちへ、とあり、自分は後者だけど今のこのタイミングでこの本を読むことができて良かった。その人なりの事情がある、心が楽になる本。
著者プロフィール
水島広子の作品





