学校に通わず12歳までに6人が大学に入ったハーディング家の子育て

  • 紀伊國屋書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784314011280

作品紹介・あらすじ

子どもの夢を本気で応援し、実現させる教育とは?
星をめざして飛ぶんだ。そうすれば、月くらいまでは行ける――高校を卒業してすぐ結婚したハーディング夫妻は、10人の子どもを学校に通わせずに家庭で教育した。上の6人は12歳までに大学に入り、年長の子どもたちはさまざまな分野の専門職として活躍している。次女ロザンナは、アメリカ建築家協会最年少の建築家。三女セリーナは、アメリカで最年少の女医のひとり。〈ごく普通の子どもたち〉の才能を開花させることに成功した一家の、驚きのノンフィクション。

 
※アメリカでは、ホームスクーリング(在宅教育)が合法化されていて、200万人以上の子どもが学校に通わず、自宅で学んでいる。全国共通テストの結果、ホームスクールの子のスコアの平均は100人中14番目に位置するレベル。

「8歳の少年が『大きくなったら宇宙飛行士になりたい』と言うと、よその親ならたいがい、にこりとほほえんでこう言うだろう。『それはいいね』。そしてさっきまでの用事に戻っていく。けれども、わたしの父だったら、子どもの言葉を本気で受けとめるはずだ。おそらく、次回のスペースキャンプに申し込み、友人のそのまた友人で、ロケットの清掃をしている人物くらいには紹介してくれるだろう。うちの両親なら、夢は現実になると教えるために、自分たちでできることはなんでもしてくれる」(本文より

感想・レビュー・書評

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  • アメリカの子どもが10人いる大家族のホームスクーリングの話。ホームスクーリングは学校へ行かず家で勉強すること。

    学校の先生の代わりの親が、先生のように授業を行うのではなく、教育教材を積極的に活用しているのが印象的。

  • 家庭教育の参考になるかと思い読んでみましたが、あまり参考になる点はありませんでした。

  • インターネットは世界中に一定の質を保った情報を提供できるようになり、良く言えば均等な学習の機会の提供、悪く言えば平板化、が猛烈な勢いで進んでいる。本書でもネットを活用していることが冒頭から出てきて、得心させられた。
    日本では実現が難しいホームスクーリングだが、過去の、学ぶ側と教える側の、情報の非対称性を前提とした、近代国家の枠組での学校は制度疲労を起こしているのは明らかであり、いずれ成功例が出て来れば、流れは変わるものと思われる。

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