ぱくりぱくられし

著者 :
  • 紀伊國屋書店
3.61
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本棚登録 : 180
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784314011686

作品紹介・あらすじ

面白いと思うことぐらい、
自分で決めないと、もったいないです。

「数十回観た」という熱狂的なファンも多い「木皿ドラマ」から名セリフを引きつつ、その創作の秘密、影響を受けた作品などをつづったPR誌「スクリプタ」人気連載を待望の単行本化。
伝説のドラマ「すいか」に通じる作品が、今から30年以上前に生まれていた! ――妻の幻のデビュー作「け・へら・へら」シナリオも収録。

初の小説『昨夜のカレー、明日のパン』が本屋大賞2位に輝き、第2作『さざなみのよる』も本屋大賞6位となった人気脚本家・作家 木皿泉のエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • シナリオライター木皿泉の夫婦対談、エッセイ、妻の妻鹿さんのデビュー作のラジオドラマシナリオが収められた、ファン必読の本。
    夫/弥生犬、妻/縄文猫と名乗り、自身の作品の台詞を冒頭に置き、時事の話題などを古今東西の本から文を引用したりしながらの対談。
    懐かしいゴーストライター問題やSTAP細胞問題などが取り上げられている。
    信頼しあっている夫婦ならではのテンポの良い会話。夫/弥生犬さんの博識に驚かされる。
    エッセイは妻鹿さんが書いている。主に日常や自身の思い出のおはなしなのだが、彼女ならではの出来事の切り取り方だなーと思い、だから私は木皿泉の世界が好きなんだ、と再確認。『掌の葉っぱ』『硬い殻をやぶってみれば』『恨みや嫉妬は小さく折りたたむ』が特に好き。泣いた。
    最後のラジオドラマは今の時代に収録された意味を考えた。

    • やまさん
      各位

      昨年ブクロクに登録した本の中からベスト7を選びました。
      なお、平成31(2019)年3月27日に読み終わった本からブクロクで管...
      各位

      昨年ブクロクに登録した本の中からベスト7を選びました。
      なお、平成31(2019)年3月27日に読み終わった本からブクロクで管理するようにしています。
      ① なんとなく・青空 / 工藤直子 / 詩 / 本 /読了日: 2019-12-11
      ② 螢草 / 葉室麟 / 本 / 読了日: 2019-12-16
      ③ あなたのためなら 藍千堂菓子噺 / 田牧大和 / 本 /読了日: 2019-04-10
      ④ 甘いもんでもおひとつ 藍千堂菓子噺 / 田牧大和 / 本 / 読了日: 2019-05-04
      ⑤ あきない世傳 金と銀(七) 碧流篇 / 田郁 / 本 /読了日: 2019-09-14
      ⑥ てらこや青義堂 師匠、走る / 今村翔吾 / 本 / 読了日: 2019-08-27
      ⑦ ひかる風: 日本橋牡丹堂 菓子ばなし(四)  / 中島久枝 / 本 / 読了日: 2019-07-23
      ※もしよろしければ、皆様の昨年感想を書かれたものの中からベストの順位を教えて頂けたら嬉しいです。

      やま
      2020/02/07
    • 5552さん
      やまさん、こんにちは。
      昨年のベスト7のご紹介ありがとうございます。
      一位が工藤直子さんの『なんとなく・青空』なのですね。
      私もこの詩...
      やまさん、こんにちは。
      昨年のベスト7のご紹介ありがとうございます。
      一位が工藤直子さんの『なんとなく・青空』なのですね。
      私もこの詩集、読みたいのですが最寄の図書館になくて、、、。残念。
      自分の2019ベスト、振り返ってみますね。
      こういうときブクログって便利ですね。
      2020/02/07
    • やまさん
      5552さん
      有難う御座います。
      「螢草」は、良いですよ。
      感動と、涙の嵐です。
      1人の時に読んでください。
      人が見ていると変人に...
      5552さん
      有難う御座います。
      「螢草」は、良いですよ。
      感動と、涙の嵐です。
      1人の時に読んでください。
      人が見ていると変人に思われるかも?
      やま
      2020/02/07
  • 夫婦二人の共同脚本家「木皿泉」。
    二人で一つの作品を創り上げていくってやりにくくないのかな、と前から不思議に思っていたけれど、この二人ならスムーズに飽きずにやれるはず。
    きちんと役割分担ができていて、適度な距離感があって。
    二人のテンポの良い会話は読んでいてとても心地好い。

    後半の妻のエッセイ『嘘のない青い空』の中の、若い頃の自分に向けた文章が良かった。
    「安心して生きてゆきなさい。外から押し付けられたものでも、格闘しているうちに必ず自分のものになってゆくから」
    私なら若い頃の自分に何が伝えられるだろう。

    『あとがき』も印象的。
    「今、苦しい思いをしているあなたへ。それは永遠には続かないから大丈夫。人はきっと変わることができるはず」
    木皿作品の中で一番好きな作品『すいか』の名ゼリフ「居てよしッ!」は、木皿さんの包容力から生まれたセリフなのだ、と改めて納得。
    ここにこのまま居ていい、と力強く言われた私も、安心して生きてゆこう。

  • かっこつけない夫妻の本音トーク
    木皿泉の文章が好きです

    たわいないことをさらっと掬い取り
    ぐぐぐっと読ませる
    大変なことをサラッと掬い取り
    クスっと読ませる
    筆力かなあ

    でも以前の著書の方が好きだ

    ≪ ものを書く ぱくりぱくられ 書き続け ≫

  • 木皿泉の作品は(ドラマでもラジオでも小説でも)全部、網羅していきたいと思ったよ。
    この人たちは(弥生犬、縄文猫さんたち)は信じられる。
    普通の日常を描いて人生の機微みたいなものを伝えてくれる貴重な脚本家だと思う。
    この業界で生きていくには、裏切りや嫉みも沢山かいぐぐってきたことは容易に想像がつく。
    自分を裏切ってきた人たちのことを恨むこともあったけど、
    いずれその人たちも自分も死ぬ日が来ると思えばそんな感情は無駄だと気づいたとあって、時を同じくして久世光彦氏が
    、”どんな人物でも、いつか死ぬと思えばいとおしい’ってことを言っていたと新聞で読み、今の私の心理状態にあまりにリンクしていて偶然と思えなかったよ。
    ”居てよし!”(すいかで浅丘ルリ子が言うセリフ)に救われた人はいっぱいいるんだろうな。

  • すいか、見たいなぁ、などと思いつつ読了。
    テンポの良い会話形式が読みやすい。
    そうか、かくあるべし、を壊してくれるから好きなのかな。
    小さいような、でも当事者には大きな事をすくい取ってくれるからかな。
    タイトル通り黒い気持ちが滲み出ているものもありましたが、強い口調も含め、不快な気持ちにさせるものではなく楽しめました。
    木皿さんのドラマが見たい。。

  • ぼう(NHK)で”昨夜のカレー 明日のぱん”を見て、、木皿泉さんが脚本をしており この人は夫婦二人であることを知り。  読んでみました。 昨日のカレー・・は、主人公がダンナの遺骨を一つだけ持ち歩いてる、所が切ない。作家さんの考えが垣間見られそうです。

  • 夫婦二人の会話風エッセーとエッセー.ラジオドラマ「け・へら・へら」
    本音で語り合う二人の会話が面白い.

  • 最初読み始めた時は、ちょっとムリかな…と、読むのをやめようと思ったけど、
    しばらくして読んでみたら面白かった。
    作家さんは正直に自分のことを表現できていいなぁ。
    ちょいちょい暴露っぽい話があって、
    誰のことか気になるところ。

  • こんな会話の連続だったら、会話が一番の楽しみになりそう。トムさんの博識ぶりがすごいなぁと毎度思うけど、インプットしたものをこうやって会話の中で存分にアウトプットしているから自分のものになっているんだろうなぁ。

  • 大好きな木皿泉さん。
    対談形式?でおふたりの頭の中を覗けるような
    楽しい1冊。

    いつも面白い作品を生み出すおふたりが
    どんなことに興味を持ち、
    どんな風に考えているのか。
    すいすい読むことができます。

    個人的には
    鴻巣友季子さん、ジェーン・スーさんの著書のお話が出ていて嬉しかったです。

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著者プロフィール

木皿 泉(きざら いずみ)
日本の脚本家・作家で、和泉 務(いずみ つとむ)と妻鹿 年季子(めが ときこ)夫妻2人の共同ペンネーム。
『やっぱり猫が好き』から2人共作となり活動を続けている。『すいか』『野ブタ。をプロデュース』、『セクシーボイスアンドロボ』『Q10』などのテレビドラマの優れた脚本家として知られる一方、2013年に9年越しで書かれた初小説『昨夜のカレー、明日のパン』が極めて高い評価を受け、第11回本屋大賞(第2位)、第27回山本周五郎賞の候補に選出。自身の脚本によってドラマ化もされた代表作となる。
小説第二作目、最新刊として2018年4月刊行、『さざなみのよる』がある。

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