歴史の観念 新装版

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  • Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784314011983

作品紹介・あらすじ

「自然の諸過程を単なる出来事の連続と述べることは正当だが、歴史の諸過程では、それが出来ない。歴史の諸過程は単なる出来事の諸過程ではなく行為の諸過程であり、この諸過程は内面を持ち、その内面は思考の諸過程によって成立する。歴史家が求めるものは、この思考の諸過程である。かくて、あらゆる歴史は思考の歴史である。だが、自身が発見せんとする思考を、歴史家はいかにして見分けるか? その可能な方法は唯一つ、つまり自身の心中でその思考を再思考することである」(本書より)

ヘロドトスからデカルト、ヘーゲル、クローチェ、トインビーらにいたる歴史観の変遷を踏まえながら、独自の歴史哲学を構想する名著

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

R. G. コリングウッド (R. G. Collingwood)
1889年生まれ。4歳でラテン語、6歳でギリシャ語を学んだ早熟の俊才で、1902年に名門ラグビー校に入学。ついでオックスフォード大学に学び、1935年から41年にかけて同大哲学教授。1943年逝去。その死は、「ニューヨーク・タイムズ」紙や「ネイチャー」誌で深く追悼された。著書に『ローマ征服下ブリテンの考古学的研究』(1930)、『芸術の原理』(1938)、『自伝』(1939)、『自然の理念』(1945)、『芸術哲学概論』(邦訳・紀伊國屋書店)などがある。

「2023年 『歴史の観念 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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