数学の天才列伝: ユ-クリッド非ユ-クリッドそしてノイマン (竹内均・知と感銘の世界)
- ニュートンプレス (2002年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784315516371
感想・レビュー・書評
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20名の哲学者・数学者の業績と生い立ち、社会や時代背景などを含めて人物像を紹介している天才列伝。
紀元前624年頃のタレスから始まり、1950年代のコンピューターの原型を設計したノイマンで終わる。
古代ギリシアのアカデミアでは、宇宙論や哲学論が中心で、実用を兼ね備える実験などは下人がやる事で、論争こそが全て。
アリストテレス(プラトン、ソクラテス)ユークリッドなど紹介されてます。
そして実用発明で貢献のアルキメデスの紹介。
数と形の謎解き時代の人物は、タルタリア、デカルト、フェルマ、日本の吉田光由、関孝和を紹介。
近代数学時代の人物は、ライプニッツ、オイラー、フーリエ、ガウスを紹介。
現代数学時代の人物は、ロバチェフスキー、パベージ、アーベル、ガロア、ポアンカレを紹介。
最後のコンピューター時代到来で、ウィーナー、ノイマンを紹介。
有名なアインシュタインやニュートン、ガリレイなども本文中に出てきて、
数学苦手な初心者でも解り易くまとめている本だと思います。
数年前にポアンカレ予想?の問題がロシア人の数学者によって解答された話をNHKで見たのを思い出しましたが、ポアンカレは詩人でもあったのだと、この本で雑学的に知りました。
薄幸のガロアやアーベル、新発見しても論文発表をしなかったガウスなど
いろんな人物像が垣間見れて良かったです。
但し、やっぱり数学は苦手だわ(*_*)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
古代ギリシアから現代まで、著名な数学者のエピソード、功績がずらりと並ぶ。やっぱり数学はすばらしい。