- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784315516753
作品紹介・あらすじ
武士道とは、死ぬことと見つけたり-これは、死に身になって生きよ、ということである。佐賀藩士・山本神右衛門常朝の物語『葉隠』には、近世武士の心構えが説かれ、時代を超えて人の心に訴えかける。作家・松永義弘が現代語訳する『葉隠』の神髄。
感想・レビュー・書評
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佐賀県生まれの筆者が、鍋島藩の教えである「葉隠」について書いた本。
50ページほどが鍋島藩とその一門の方々の紹介。本著の2/3が葉隠の考え方、残りが佐賀の紀行について書かれている。
私は戦前の終身の教えをきっかけに、「葉隠」を読んだ。蛮勇でも良い。いや蛮勇でなければ、大きなことは成し遂げられないというのが「葉隠」の基本的な考え方。その上で、「とにかく主君に従え」次に「親孝行」をしろという。もちろんこの考え方は一利あるし、万事が悪いわけではない。
ただ特攻隊に行く若者たちに、「葉隠」の考え方で統制しようと考えていたんだなと思い、心は傷んだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「武士道とは、死ぬことと見つけたり」とは、死に身になって生きよ、ということである。
この一文に全てが凝縮されていると思わされるが、人の命が軽すぎやしないかとも感じる。できることなら当時の武士に話を聞いてみたい。自分の命をどう使い切るかを考えてみたい。 -
いや、なんか一度は読んでおかないと、と思って(笑)武士の心得が書いてある本ですね。
「武士道とは、死ぬことと見つけたり」と聞けば大抵の人がわかる本。いやぁ、深いです。深いですね