超絵解本 なぜ空を飛べるのか 飛行機のしくみ 身近な旅客機から未来の航空機まで
- ニュートンプレス (2023年9月14日発売)


- 本 ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784315527391
作品紹介・あらすじ
飛行機の窓から見おろす景色を眺めながら,重さ数百トンもある金属のかたまりがなぜ空を飛べるのか,ふと不思議に感じた経験はないでしょうか。安全に離陸や着陸を行い,安定した飛行を維持するため,飛行機には翼や胴体,エンジンなどあらゆるところに,おどろくべきしくみが隠されているのです。また,コックピットや客室,貨物スペース,飛行機が離着陸する空港にもたくさんのひみつがあります。
この本では,そんな飛行機のすべてをわかりやすく解説しています。航空機開発の歴史や次世代の飛行機も紹介しています。飛行機の魅力がつまった一冊,ぜひお楽しみください!
感想・レビュー・書評
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大人の超入門書に十分なる一冊。わたしは工学系でもなければ、飛行機関係の仕事でもありません。その程度の知識の人間でも最後まで読めました。ただ、子供(小中学生)が読むには興味と読解力と粘り強さがないと読み切れないと思います。図解ですがSNSによくある図解よりずっと情報量が多く、読ませてきます。
■翼に燃料が入っていたんだ!
いや、翼から燃料を入れるところは見たことがあるんです。でも、翼が燃料タンクだったとは!しかも理由があったとは!!ほかにも翼の形や端についた突起の理由な
ど、次に飛行機乗るときに楽しみになる知識がありました。
■揚力
飛行機を語るときに必須な力、揚力。しっかり学ぼうとするととても難しい(みたい)なのですが、本書では計算式など抜きに解説されています。知っていると飛行機に乗って翼を見た時に「今揚力を増やしている!!」なんてちょっとかっこいい気付きができるかもしれません。
が、小中学生全般がわかるほどのわかりやすさではないと思います。
■先人の話がおもしろい
ライト兄弟がデータから着実に成功にもっていった話や、日本で先に考案していた二宮忠八が国に認められずに図面を破り捨てる話などが紹介されます。作って見せるというのが協力者を得るためのポイントなのかもしれません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
飛行機が何故飛べるのか。
揚力(飛行方向に対して垂直に働く力)を利用すること、そのために機体に様々な工夫が施されていることがなんとなく理解できた(本当になんとなく・・・)。
2009年に発生したエールフランスの事故の事を深く調べてみると、色んな条件の重なりや単純なミスで墜落してしまうことを改めて認識。
怖くなってしまったが、飛行機に乗るメリデメを比較すると、今後も乗り続けるしかない。
そこに至るまでの紆余曲折・歴史が好きなので、ライト兄弟と二宮忠八のエピソードが一番興味深く面白かった。
ニュートン編集部の作品





