本当に感動する サイエンス超入門! 宇宙のすべての謎を解く 超ひも理論とは何か (本当に感動する サイエンス超入門!)

  • ニュートンプレス (2024年6月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784315528268

作品紹介・あらすじ

宇宙のあらゆる現象をたった一つの数式であらわす「万物の理論」。物理学者たちが追い求めるこの“神の設計図”の最有力候補こそ「超ひも理論」です。
超ひも理論は,道ばたの小石から私たちの体,そして宇宙の星々にいたるまで,すべてのものは細かく分割すると最終的にごく小さな「ひも」にたどりつくと考える理論です。超ひも理論によると,この世界は縦・横・高さの3次元空間ではなく,9次元空間だといいます。
超ひも理論は未完成の理論ですが,完成すればこの宇宙の誕生から終わりまで,いまだ科学で解明できていない,さまざまな謎の答えをもたらすと期待されています。
本書では,物理学の最先端理論である超ひも理論を,基礎からやさしく解説しています。まるでSFのような,めくるめく超ひも理論の世界をお楽しみください。

感想・レビュー・書評

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  •  世の中を単純な物理法則で記そうとする物理学において、宇宙を支配する法則を記述できるかもしれない超ひも理論。今まで、宇宙というものに、その壮大なスケールと宇宙望遠鏡が映す美しさから感動を抱いていた。しかし、物質をミクロに見ると、原子、それから原子核、果ては素粒子まで分解され、さらに、その素粒子も「ひも」の振動によるものだと言う。そんな理論の魅力をこの本は教えてくれた。また、超ひも理論により、様々な未解決問題が解決されたり、普段生きていると想像もできないような面白い宇宙観を知れたりする可能性があるのだ。超ひも理論のこれからにワクワクさせられた。

  • 請求記号 429.6/H 38

  • 数式なしに理論仮説を整理した本としては、抜群に分かりやすい。
    ブレーンワールドが初めてなんとなか分かった気がする。入門ならホーキングの本よりこの本

  • 目次
    ーーーーーー
    はじめに

    第1章 超ひも理論とは何か
    宇宙のすべてを支配する「万物の理論」
    この世界のすべては、ひもの集まり!?
    物質を拡大すると、素粒子に行き着く
    素粒子の正体は、細長いひも
    素粒子の大きさはゼロ
    発見されている素粒子は全部で17種類
    素粒子には、パートナーとなる影の素粒子が存在する
    ひもの振動のちがいで、いろんな素粒子が生まれる

    第2章 超ひも理論の「ひも」はどのようなものか
    ひもの長さは10^-35メートル
    ひもは切れたりくっついたりする
    ひもは1秒間に10^42回振動している
    ひもの振動のしかたを見てみよう

    第3章 すべての力はひもが生みだしている
    自然界はたった四つの力が支配している
    磁石と電気の力「電磁気力」
    身近な力のほとんどは電磁気力で説明できる
    電磁気力は光の粒子によって伝えられる
    力は素粒子のキャッチボール
    力の正体は、切れたりくっついたりするひも
    アインシュタインは、重力を時空のゆがみだと考えた
    重力の正体もやっぱり素粒子?
    ミクロな世界で顔を出す強い力
    原子核を崩壊させる弱い力

    第4章 万物の理論を求めて
    物理学の歴史は、統一の歴史
    素粒子は点だと考えられていた
    超ひも理論の原型を考案した南部博士
    宇宙のほとんどをあらわす理論ができた
    超ひも理論におきた革命
    超ひも理論に必要な新たな対称性

    第5章 超ひも理論が予言する「9次元空間」
    次元とは何か
    ひもは9次元空間で振動する
    3次元をこえる空間は小さく丸まっている
    かくれた6次元はどんな形?
    9次元のひもを2次元でえがく方法
    ひもはブレーンという膜にくっついているのかもしれない
    私たちは、ブレーンの中にいる?
    重力はけたちがいに弱い
    重力の伝わり方から次元の数がわかる

    第6章 この宇宙に残された謎と超ひも理論
    一般相対性理論と量子力学との統合が鍵
    宇宙は点からはじまった
    宇宙は無から生まれた?
    さまざまな宇宙終焉のシナリオ
    ビッグバンは、ブレーンの衝突でおきた!?
    超ひも理論は、無数の宇宙を予測する!
    ブラックホールの中も、超ひも理論でわかる!
    謎の物質「ダークマター」の正体を解き明かす
    重い素粒子を探しだせ!
    人工ブラックホールが、高次元空間の証拠になる

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著者プロフィール

1973年生まれ、大阪育ち。1995年京都大学理学部卒業、2000年京都大学大学院理学研究科修了、理学博士。サンタバーバラ理論物理研究所、東京大学、理化学研究所などを経て、2012年より、大阪大学大学院理学研究科教授。専門は理論物理学、弦理論。著書に『D-ブレーン――超弦理論の高次元物体が描く世界像』(東京大学出版会)がある。

Twitterのアカウントは @hashimotostring


浪速阪教授のホームページは https://sites.google.com/site/naniwazaka/



「2016年 『マンガ 超ひも理論をパパに習ってみた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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