五重塔―幸田露伴〈1〉 (読んでおきたい日本の名作)

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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784316800394

感想・レビュー・書評

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  • 十兵衛の頑固さに最初は不快に感じるほどで、その分親方の源太の男気がより感じられた。

    でも読み進めるにつれて、
    十兵衛は上手く人とは付き合えないような一癖も二癖もあるやつだけど、
    仕事への熱意や情熱、高いプライドは源太に劣らない男気を感じることができた。この生き方はこの生き方でありかなって。

    この時代の作品の多くが男女の絡みだけれど、この作品は男同士のロマンのようなものを追求していて、新鮮で面白かった。

    次は、この時代に幸田露伴と並んで活躍した尾崎紅葉の金色夜叉を読みたいな。

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著者プロフィール

1867年(慶応3年)~1947年(昭和22年)。小説家。江戸下谷生まれ。別号に蝸牛庵ほかがある。東京府立第一中学校(現・日比谷高校)、東京英学校(現・青山学院大学)を中途退学。のちに逓信省の電信修義学校を卒業し、電信技手として北海道へ赴任するが、文学に目覚めて帰京、文筆を始める。1889年、「露団々」が山田美妙に評価され、「風流仏」「五重塔」などで小説家としての地位を確立、尾崎紅葉とともに「紅露時代」を築く。漢文学、日本古典に通じ、多くの随筆や史伝、古典研究を残す。京都帝国大学で国文学を講じ、のちに文学博士号を授与される。37年、第一回文化勲章を受章。

「2019年 『珍饌会 露伴の食』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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