歴史の虚像を衝く

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  • 教育出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784316804057

作品紹介・あらすじ

「大坂の陣」と「関ケ原合戦」をめぐる誤解と真実。歴史の虚像はいかにして形成されるか?「歴史書における年号表記」「大名の改易・転封」などの問題とも併せて、虚像生成のメカニズムを解明する!

感想・レビュー・書評

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  • 大変有益で面白かった。
    日本人の歴史好きは、多分に歴史小説好き・講談好きの分類に入ると思うが、真摯に一級史料と向き合うことの大切さと面白さが存分に味わえる良書だと感じました。文章もとてもわかりやすく、よくまとまっていると思います。
    私もいつも感じていた年号表記誤りは溜飲を下げる思いでした。また関ケ原後大坂の陣までの豊臣家・徳川家の関係性と、改易についての記載は目から鱗の内容でした。
    先生の著作を読むのは初めてだったので、引き続き他の著作も読みたいと思います。

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著者プロフィール

国際日本文化研究センター名誉教授、大阪学院大学法学部教授。博士(文学)(京都大学)。専攻は日本近世史・武家社会論。主な著書に『主君「押込」の構造』(平凡社)、『士(サムライ)の思想―日本型組織・強さの構造』(日本経済新聞社)、『武士道の精神史』(ちくま書房)、編著に『徳川社会と日本の近代化』(思文閣出版)、『徳川家康─その政治と文化・芸能』(宮帯出版社)ほか多数。

「2020年 『信長の自己神格化と本能寺の変』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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