- Amazon.co.jp ・本 (117ページ)
- / ISBN・EAN: 9784320009189
作品紹介・あらすじ
ベクション(視覚誘導性自己移動感覚)というニッチな心の現象について徹底的に知るための,これでもかというほどの情報を盛り込んだ驚くほどニッチな一冊。
感想・レビュー・書評
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周りが動いているのに自分が動いているように感じる錯覚をベクションと言います。
ベクションのほとんどが視覚によって起こるのだが、聴覚や触覚でもベクションが起こるというのは面白いです。
ただし聴覚、触覚のベクションは目隠しなどで視覚を塞いでおかないと出ないのでやはり視覚情報というのは圧倒的に強いですね。
面白かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ベクションとは、身体は動いていないのに周りの景色が動くことで、身体の方が動いていると錯覚する感覚のこと。身近なところでは逆方向へ進む電車のすれ違いや映画などで空を飛ぶ演出などで体験することができる。また、最近流行りのVRはこのベクションを最大限に活かしているといえる。ただ、本書はベクションを詳細に解説しているとは言い難い。同シリーズの『シュメール人の数学』ほどひどくはないが、研究の様子や苦労したところなどのエッセイが説明の合間合間に挟まっており、解説が中断している。苦労話を書くなとは言わないが、そういうものは説明と切り離したコラムでするべきだと思う。研究を身近に感じてもらうようこのような構成にしているのかもしれないが、研究の内容が伝わりにくくなり却って逆効果ではないかと思う。
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著者プロフィール
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