- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784320017382
作品紹介・あらすじ
本書は岡山大学工学部情報工学科の2年生のための「応用数学」の授業のための講義ノートとして作成したものが基となっている。
感想・レビュー・書評
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数学を実社会に応用することに強い関心を持っており、よく考えたら直球で「応用数学」とかタイトルについた本を読んだことがないと気づき、本書を読み通しました。
本書は直交性を軸に、データ解析(主に信号処理)の基礎となる数学の知識を整理された話の運びで説明しています。本書は時に複数の具体例から一般論を導入したり、時には一般論をもとに適切な具体例を扱うこともあります。これが非常に工夫されていて、読んでいて理解しやすい展開になっています。また本書は至る所に「チェック」という項目で既出の定理や知識などを確認しており、前のページをめくることなく、なおかつ注意すべき点を流してしまうこともなく、クリティカルな議論やよい考え方などが注意喚起されていて、ていねいなテキストでした。
数学としての議論が読みやすい一方、本書は「じゃあ具体的にどう応用するのか」という部分の記載はやや薄目です。導入の入門書であるため仕方ないことですが、もうちょっとあると嬉しいなと感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本でフーリエ解析を理解できました.
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図書館で借りた。
なんか数学ムリゲー(´;ω;`) -
今までフーリエ変換の本をいくつか読んで本書に挑んだが、途中からあまり理解できずに終わってしまった。
誰かに説明できるほど理解できたかと言われると微妙である。
また他の教科書などを読んでからまた戻ってこようと思う。 -
大学で数学を専攻していなくても,高校数学のレベルからフーリエ級数・フーリエ変換までが理解できた気になれる本.
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制御工学や信号処理で役立つ数学が目白押し。ウェーブレットについては今まで読んだ中で最も分かりやすかった。直交系や固有値の概念もきちんと踏まえているのが良いと思う。
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全然読めてない。
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一念発起してやりこみました。
大学二年生用らしいですが、怠惰していた修士1年にぴったりでした。
あと僕はこの手の教授と学生の対話ものが一番しっくり読めますね〜。
いやまあ単純に読みやすかったし、体系もしっかり理解できたと思う。
フーリエ変換、主成分分析もう恐くない、かな?