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- Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784320055834
作品紹介・あらすじ
DNAの二重らせんの解明から50年、バイオサイエンスは急進展し続け、それらの研究成果が医療、産業、技術、経済、社会、環境などきわめて多方面に大きな影響を及ぼす新しいフェイズに入っている。バイオサイエンス各領域のトップリーダーたちは、何をめざして日夜格闘しているのか、今どこまで解明されたのか、そしてその先は-遺伝子医学、発生学・再生医学、脳・神経科学、免疫学、老化研究、バイオテクノロジー、植物学、ゲノム科学の第一人者たちが究めるフロンティア。
感想・レビュー・書評
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かずさDNA研究所の大石道夫所が、バイオ研究各領域の将来像と展望を、第一線の識者と語り合った対談集。2000年春よりアマシャム・バイオサイエンスの発行する機関誌に掲載されていた対談を読みやすくまとめたものだ。
技術の解説や難解な専門用語は少なく、研究者の持論や研究の方向性について語られているため、一般の読者が生物学研究の流れを理解するのに便利だ。
対談者には東大の中村祐輔教授、京大の本庶佑前医学研究科長など10人が登場する。中村教授が自らミレニアムプロジェクトについて、「なんとなく大事だから予算がついたという感じ」とするくだりは、日本の国費研究に一考を促す内容となっており、SNPs探索のプロジェクトは周囲で深く掘り下げる研究が行われなければ生きない、と研究の交流体制が重要と訴える。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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