- Amazon.co.jp (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784320120730
感想・レビュー・書評
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自動要約は、大きく、抽出とアブストラクト作成に分けられる。
抽出は、顕現性に基づいて元テキストの一部を抜き出す。一方、アブストラクト作成は、元テキストに直接存在しない題材を要約に含む。知識ベース、シソーラス、コーパスからの背景知識を用いる。
抽出は、文抽出、コーパスで訓練した文抽出、といった技法がある。また、アブストラクト作成には、テンプレート、項書き換え、イベント関係、概念階層といった技法がある。
これらの技法を確立していくためには、専門家がどのように要約しているのか、という観点で、そのプロセスを研究し、抽象化、モデル化していく。ひとつの文書の要約ができたら、複数の文書にまたがる要約、音声対話の要約や、ビデオの字幕などのマルチメディア要約に発展していく。
これらの要約を評価するために、質の評価、基準出力との比較、原文への忠実性の比較、要約器の構成素テスト、適合性判定、読解、提示戦略評価、成熟したシステムの評価、といった手法を使い、更に要約技法の精度を高めていく。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
要約研究を代表する研究者であるマニによる英書を奥村東工大教授(当時助教授)らが翻訳したもの。翻訳特有の読みづらさに加えて自然言語処理分野において用いられる専門用語が頻繁に用いられるため、初学者には薦めづらい。その一方、網羅的な内容になっており、記述は少々古いが要約研究の全体像を掴むには最適な一冊。英語力がある読者であれば原書をあたることを薦める。
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