オーロラの下で (フォア文庫 C)

著者 :
  • 金の星社
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784323010083

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  • アラスカの厳しい大自然のもと、強く生きぬくオオカミたちの群れ。

    ソリ犬を母に、群れの王を父に生まれたオオカミ犬・吹雪。

    オオカミの王としての道。
    そして人間と共に生きる道…。

    赤に青に煌めくオーロラの下。
    実話をもとにした感動の物語。

    ***
    決してセリフなどないオオカミたちですが、ただ生きるその姿に心を揺さぶられる思いがします。本の画像がないのがとても残念。

    動物もので言うなら、シートン動物記や椋鳩十に共通するものを持っている作品。
    前半部分の印象がとても強いです。自然の無情さには、どうしてこう人を惹きつけるものがあるのでしょうか。

  • 小学生のときに大好きだった思い出の一冊です。
    近所のイヌ好きな小学生に読ませたくて、久しぶりに読み返しました。

    当時は、ユーコンや吹雪にはオオカミの王として一生を生きて欲しかったので、後半部分はあまり好きではありませんでした。トナカイ狩の様子や、黒毛との戦いの部分が大好きで前半だけ何度も何度も読み返した記憶があります。
    なんであんな残酷なシーンが好きだったのか今読み返してビックリしてるのですが、あの頃は大自然に憧れ、自然の厳しさに納得していたんですよね。オオカミの、人間になつかないところが大好きだったし・・・なつかなくてもイヌよりオオカミを飼いたいと思ってたことも思い出しました(笑)オオカミがかっこよくてかっこよくて・・・イヌのかわいさよりオオカミのかっこよさを求める自分が大人っぽくて好きでした。(子供っぽくてかわいい☆)

    子供の頃好きだった本を読み返すと、当時の感想と今の感想が違っていて、子供の頃の自分を懐かしく、そして愛おしく思えます。他の本もいろいろ読み返したくなりました。

  • 小学生のときこの本とであったおかげでマンガ以外の本を読むようになった

    当時続けて何回も読み返したけど、今でも2、3年に1回は読み返す大好きな本ヾ(*´▽`*)ノ

  • そり犬好きな私は中学生の頃、この本を図書室に購入させました。

  • 狼の世界はきっと…
    こんな世界が広がっているのでしょう。
    狼と人の共存の仕方など、子供向けではありますが大人にも楽しめると思います

  • ニューヨークセントラルパークにあるという銅像いつか見に行ってみたい・・・(実はテロでいきそびれたんだけど

  • この本のせいで、私は犬好きで狼好きで本好きになりました。
    表紙の絵もすごくきれいだったし。

  • 最後は感動ですが、それまでは極寒の自然と狼達の凄烈な生き様が描かれています。

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著者プロフィール

1912年、佐賀県生まれ。東京日日新聞社(現・毎日新聞社)に入社後、1955年に小説『高安犬物語』で直木賞を受賞。作家専業となり動物小説を次々と発表、「動物文学」をジャンルとして確立。多数の小説や児童文学作品を手掛ける。

「2018年 『新装合本 牙王物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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