さいごのまほう (新・ともだちぶんこ 14)

著者 :
  • 金の星社
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本棚登録 : 202
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (92ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784323020143

感想・レビュー・書評

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  • まじょの本はいろいろあるけど、年をとってもうすぐ魔法が使えなくなってしまうおばあさん魔女の言葉がおもしろかった。

    最後はちょっと切ない気持ちに。

    文字も大きく読みやすいので、一人読みの始めにおすすめ。

  • 手放す前の再読。
    登録がなかったので、その後シリーズ化されたものがラインナップされてる(?)ともだちぶんこで検索して見つかった。
    本屋の店頭で子どもにリクエストされて買ってやったんじゃなかったっけ⁇
    歳を取って魔法の力が弱くなり、ホウキで空も飛べなくなった魔女。まもなく全ての魔法の力がなくなる。その前に何かに変身しようと思う。花になり鳥になるが、見向きもされなかったり、鷹に追われたり。町に行く途中の坂道で少年ユウくんに出会う。坂を登り切った大きなクスノキの根元で一休み。ここにベンチがあればいいのにというユウくん。ユウくんが帰った後に来たおじいさんも同じことを言い、魔女は閃く。ベンチになって、次にユウくんが来た時に驚かそうと。やがてユウくんが戻ってきたが、もう魔女には元に戻る魔力がなくなっていた。だが、座り心地のいいそのベンチの周りには絶えず人が集い、やがて公園にまでなった…というお話。
    昔読んだ時は思わなかったけど、自分が歳を取って、自分の老い先を重ねてしまった。残りの人生で、何が出来るのか、何を残せるのかを。

  • 「最後の魔法」に出てくる男の子がしせつだった。

  • 最後のおばあさんが切ない。でも、いいものになれてよかったね!

  • 年をとりもうじき魔法が使えなくなることを悟った魔女は、最後の魔法で「いいもの」に変身しようとするのだった。

    ドタバタがありフフフと笑えて、ほっこりと温かい気持ちで読み終えることのできる物語。
    低学年向きの作りになっているけれど、意固地な魔法使いのおばあさんが主人公というのは読みにくくなるのではないかと思うのです。見ようによっては終活の話ですしね。でも物語の面白さで引っ張ってくれるのですかね。

  • この本は、としをとったいじっぱりのまじょが、ある男の子にあって、その子を驚かすために、最後のまほうをつかって、ベンチになるところがおもしろい。

  • ハッピーエンドなの・・・か?
    でも、すごく印象にのこるお話なのでした。

  • from MAKI

  • 季節の本(=魔女)。10月の「これ読もっ!!」で紹介。低学年向き。

  • おばあちゃんの使う最後の魔法とは・・・<BR>
    おばあちゃんや、ほかのみんなも、楽しそうで、うらやましいなぁ&#12316;
    2006.6.5ゆかりん読了

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著者プロフィール

トロント大学東アジア研究科名誉教授。カナダ日本語教育振興会名誉会長、母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)学会名誉会長、バイリンガル・マルチリンガル子どもネット(BMCN)会長。
著書に『言葉と教育』(海外子女教育振興財団、1998年)、『バイリンガル教育の方法――12歳までに親と教師ができること』(完全改訂版、アルク、2010年)、『マルチリンガル教育への招待――言語資源としての外国人・日本人年少者』(編著、ひつじ書房、2010年)、『新装版 カナダの継承語教育――多文化・多言語主義をめざして』(共訳著、明石書店、2020年)ほか。

「2021年 『言語マイノリティを支える教育【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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