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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784323022277
感想・レビュー・書評
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小学生に読んだぶりに、大学生になってもう一度読み直した。
内容は、精神的虐待を受けてきた主人公、あすかが、強いストレスで声を失ってしまい、おじさんおばさんのところへ行き、自然と触れ合う中で、心と声を取り戻す。その後転校した学校の先でのいじめや、養護学校のめぐみちゃん、母父の問題に向き合っていくが、あすかの成長、変化ぶりにとても励まされる。
この本を読み、自分の感情を出すことの大切さを学んだ。これまで感情を押し殺してきたあすかだったが、転校先のいじめに直面した時、勇気を持って、1人声を上げた。
自分自身も日常において後悔するときは、自分の心や感情を無視してしまう時だと気付いた。本当はこうしたいのにみんなの目が気になってできない、本当は苦手だけど好きと言ってしまったり、嫌いとか怒りの感情は醜いから出さなかったり。今度からはもっと素直に自分の感情や意見を述べ、行動していきたいと思った。
もう一つの気付きとして、あすかが自然と触れ合う中で徐々に心と声を取り戻したシーンがあった。これはレイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」に通じるものがあると思った。「センス・オブ・ワンダー」とは、簡単に言えば、生命の神秘さを感じることだが、自然の美は、個人の精神的な発展のために必要であるとも述べている。自然は言葉で人間と会話がしないが、多くのことを教えてくれ、感じさせてくれる。その経験が人間にとって不可欠であると再認識できた。それこそ、我々の感情(怒り、悲しみ、喜びなど)こそセンス・オブ・ワンダーなのだと思った。
青木和雄の作品
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