こびとのくつや (大人になっても忘れたくない いもとようこ世界の名作絵本)

  • 金の星社
3.83
  • (15)
  • (31)
  • (25)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 506
感想 : 33
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784323036069

作品紹介・あらすじ

大人になっても忘れたくない いもとようこ世界の名作絵本シリーズ第6弾!

正直者の靴屋さん。でもだんだん貧しくなり、ついに靴一足分の皮だけになってしまいます。ところが翌朝、不思議なことに見事な靴ができていて、すぐに売れました。同じことが続いたある夜、靴屋さんが工房をのぞいてみると、二人のこびとがあらわれて・・・。グリム童話の名作です。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 正直者で働き者の貧しい靴屋の老夫婦が 「やれやれ、靴の材料を買うお金が無くなってしもうた」 と嘆きながら、残り一足分の皮を丁寧に靴の形に切って眠りについた・・・そして翌朝のこと、素晴らしい靴が出来上がっていた。 いったい誰が?・・・ <いもとようこ>サンによって、ほのぼの感にあふれた絵柄で再現された、お馴染みのグリム童話からの一篇です。〝真面目にコツコツと働けば、いつか幸福の女神が、キュ-ピットを遣わしてくれます〟

  • 「こびとがかわいい~!」と小2娘も絶賛!
    あたたかくてかわいい絵で楽しむ、グリム童話の世界。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    以前に図書館で借りた「こびとのくつや」は、こびとがおじさんにしか見えない絵でした。
    「もうすこしかわいい絵で読んでみたいな」と検索してみたところ、こちらの金の星社・いもとようこ世界の名作絵本シリーズがヒットしました。

    小2の娘にこの絵本を見せたところ、「かわいい!この絵、知ってる!他の絵本も学校で読んだことあるよ!」と教えてくれました。
    そしてわたしが娘に読み聞かせる予定が逆転し、娘がわたしに読み聞かせてくれました(笑)

    32ページとページ数は多めですが、見開きあたりの文章量が少ないため、サクサク進み、読み聞かせしやすいです。
    ただ、やわらかくてかわいい絵柄のため、背景や人物に茶色ベースの色は使われているものの、くつやの夫婦の貧しさが絵からイマイチ伝わらないのが残念でした。
    ハギレで繕った服を着ていたりしたら、もっとくつやの切迫した心まで暗くしてしまうほどの貧しさが伝わったのではないかなと思います。

    しかし、次々と作られていく靴は、本当にすばらしくて輝いていました。
    特に、一足目の靴の素晴らしさ!
    左ページの半分ほどを使って、ドーンと書かれた茶色の革靴。
    靴のピカピカした感じを出すために、かかととつま先のところが白くぼかされているのですが、「艶のある、本当にすてきな靴だなあ…」としみじみ思いました。
    見開きにたくさんの靴がならんでいるところは、「この靴いいね、はきたいね!」「わたしはこっちの靴がいいな~♪」と、娘と選んで楽しみました。

    大きな版の画面に大きく絵が描かれているので、絵をとても楽しむことができ、不思議な童話の世界を堪能できたわたしと娘でした。

  • 毎年この季節の
    小学生読み聞かせへ。
    イラストが
    ほっこりかわいくて。癒されます。

  • こびとのくつや、いもとようこさんの絵なので親しみやすく読みやすい。ラスト、小人が去ってから、どのように、くつやとおかみさんが幸せになったのかの説明が足りないように思えます。少し消化不良な感覚が残ります。

  • 3歳7ヶ月。実はいもとようこさんの絵本を読むのは初めて。可愛いらしい動物の絵のイメージでしたが、カラフルでツヤツヤの靴が素敵!でした。

  • いもとようこさんの大人になっても忘れたくない名作シリーズの
    こびとのくつやにしました。

    絵がかわいくて、小人さんの優しさが倍増するように思ういました。
    子どもたちも気に入ったようです。

  • 2006 いもとようこ版グリム

    4分

  • こびとに、ふくとか、プレゼントわたさなかったら、たぶんぜったいこびとたちが、ずっとくつを作ってくれたのに。

  • 読了

  • 《本屋》【再読】こびとと靴屋さん夫婦は、素敵な出逢ってよかった。

全33件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

兄:ヤーコプ・グリム Jakob Grimm(1785-1863)/弟:ヴィルヘルム・グリム Wilhelm Grimm(1786-1859)/ドイツの文献学者・言語学者・民衆文学研究者。両者ともドイツ中西部ヘッセン地方の町ハーナウに地方官吏・法曹家の息子として生まれ、マールブルク大学法学部でサヴィニーの薫陶を受けつつ、ハイデルベルク・ロマン派の詩人たちと交友関係を結ぶ。兄弟の共同作業によって多くの業績を残し、共編著として『子どもと家庭のためのメルヘン集』、『ドイツ語辞典』などがある。兄の著作としては『ドイツ語文法』、『ドイツ法古事誌』、『ドイツ神話学』、『ドイツ語の歴史』、『判告録』、弟の仕事として『ドイツ英雄伝説』のほか、第七版に至るまでのメルヘン集テクストの改稿がある。

「2021年 『グリム ドイツ伝説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

グリム兄弟の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×