さいごの一葉 (いもとようこ世界の名作絵本)

制作 : いもとようこ 
  • 金の星社
4.00
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本棚登録 : 121
感想 : 16
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  • / ISBN・EAN: 9784323036229

感想・レビュー・書評

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  • 読了

  • K
    5歳9ヶ月

    Y
    3歳5ヶ月

  • ・はっぱがきれい
    ・もじがおもしろい
    ・ないてしまった

  • 3年生が今国語で世界の物語の紹介文を作ることをしてるので、明日読み聞かせ予定。
    「最後の葉が散ったら、私は・・・」のお話。
    でも話のオチを知らなかった。

  • 「あの ツタの葉の 最後の一枚が散るとき 私も死ぬ・・・」 O・ヘンリ-の代表作を、<いもとようこ>さんの温かさのこもった絵筆をとおして〝人の生と死〟〝人生の哀哭〟が語られる、いつまでも記憶に残る名編です。

  • 傑作だと思った

  • いもとようこ世界の名作絵本 初めてみました。沢山描かれていたんですね。他の本もみてみたくなりました。

  • 明るい話、たのしい話もいいけれど、哀しみのあるお話もまた、人生の糧となってくれる。

    名作を知るきっかけをくれる絵本。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    子どもにはついつい明るくて楽しいお話を読んでしまいがちですが、でも人間である限り、ときには落ちこんだり、悲しんだりするものですよね。

    「さいごの一葉」はオー・ヘンリーの書いた名作ですが、でも古きよき名作であるからこその手に取りにくさは、あると思います。
    どんな名作でも、読まれなければないとのおなじですから…。

    そんなときに、大活躍してくれるのが名作絵本です。
    こちらの「さいごの一葉」は原作をもとに、いもとようこさんが文と絵をかかれています。
    いもとさんと言えば、すごく愛らしい顔の動物絵がすぐ浮かびますが、こちらの絵本ではそれとはすこしタッチの違った、シリアスな絵が見られます。

    読み聞かせには、小学校低学年の頃がオススメです。
    小2の娘に読み聞かせをしましたが、「かなしいお話だったね…」といっていました。

    文もすっきりしていて音読しやすく、筋はしっかりわかります。
    間をあけて読めるようにか、文と文の間が離されて配置されているページもありました。
    絵の暗転も効果的に使用されています。

    ただやはり絵本ですので、登場人物同士の関係性は深くは書かれていませんので、より文章量の多い「さいごの一葉」で味わったほうがいいでしょう。

    冷たい冬風の吹くころ、読み聞かせしたい名作絵本です。

  • 絵本ていいよね。
    大きいから読み聞かせにもぴったり。
    高学年になったら読んでみてほしいわ。

    O・ヘンリーを中学だか高校だかで
    夢中になって読んだことを思い出した。

    もっかい読もうかな。

  • イラストが違っていたからか、途中まで気が付かなかったけど、確実に読んだことがある内容だった……
    いつ、どこで読んだんだろう?
    きっと確実に小学生の時に通っていた病院か薬局の待合コーナーの絵本だと思うのだけれども。
    淋しくなるし悲しくなるからあんまりあんまりすきじゃなかったー!っていう読了後の感想は変わってないんだろうな。

  • 病気にかかった子が「あの一枚の葉が落ちたら自分も死ぬんだ」と言っていたけど、葉っぱはびくともしなくて、それはおじいさんが描いたものだったからです
    そのおじいさんはすごくやさしい人で、人のやくに立とうとする人で、わたしも、みんなのやくに立てる人になりたいなあと思える本でした。

  • ≪県立図書館≫

    超有名なお話なので、子供に読んであげたら、すでに知っていた。。。

  • [墨田区図書館]

    公文で出てきた、名作「スーホの白い馬」を読ませようと思って検索したところ、いもとさんによる「世界の名作絵本」シリーズが出てきたので、その関連で借りてきた一冊。

    正直、いもとさんの画による昔話の再生本には、昔話によくある途中のどろどろした表現や雰囲気が払しょくされて、ともすると終わり方まで変わってしまっているものが多いのであまり好きではないのだが、全てがそうというわけではないし、とにもかくにも知識と本との触れあいを広げる1ツールとしては子どもにより親しみやすい"絵本"となるので、このシリーズを使ってみることにした。

    子どもに(絵)本を読ませるようになってここ数年、改めて読まずに粗筋を話せる話が少ないことに自分でも気づく。題名や作者を諳んじていても、ともすると「好き」という本でさえ、いざ話を説明しようとすると、雰囲気や場面しか思い出せない、、、この話も、「最後の一枚が散ったら死ぬ」という患者の思い込みと描かれた一枚の葉のこと自身はわかっていても、登場人物のこととか、関係とか、何も覚えていないことに読んで気づく(笑)

    ホント子育てって"気づき"の日々なんだよな、と読んでいてふと日常を思いおこされた。ちなみに息子は、ベアマンさんが描いたということを最後説明するまでわかっていなかったみたい。というより、ただただシーンごとに話を理解して、その関連性を意識していなかった、という感じかな?気づけるときもあるんだろうけど、まだまだもう一息だな。

  • 寄って立つもの、生きるための手がかり、支え。
    それは誰しも必要なもの。
    例えそれが何であっても。

    そのために人は生きて、そしてそのためなら、人は死ねる。

    矛盾しているように見えても、矛盾していない。

  • スーとジョアンナは画家を目指して、画家の町に住んでいたけれど、ジョアンナが病気に掛かり、嵐に吹き荒れる木の枝の葉っぱを見て、最後の1枚が落ちたとき、自分の命も終わると気弱になってしまう。
    スーは下の階のベアモンという画家を目指しているがいつか大作を描いてやると言ったまま酒に入り浸っている画家に相談をしたりしていた。
    酷い嵐の翌日、最後の1枚が落ちたかと思われたが葉っぱは残っていた。
    やっと生きる気力の出たジョアンナだったが、階下のベアモンは肺炎で亡くなっていた。
    ベアモンは嵐の中外に出掛け、梯子や絵具を使った形跡があった。
    窓の外をよく見ると、最後の1枚は本物ではなく、窓に描かれた絵だった。
    ベアモンは最後に大作を描いたのだった。

    登場人物の名前は知らなかった。
    最後の1枚が落ちたら死ぬつもりが落ちなかったから生きられたといういい話だと記憶していた。
    更に葉っぱを描けば落ちないから大丈夫という冗談もあった気がしていたら、それが本物の話だったとは…。

    ジョアンナは希望を得て生き残ったからいいけれど、死んだベアモンが憐れ…。
    最後に人のためにいいことをしたとはいえ、体が弱っていたとはいえ…。
    感動的な部分しか覚えていなかったけれど、しんみりした話だったとは。

  • オーヘンリーの傑作を絵本で再読。
    「あの葉がすべて落ちたら、自分も死ぬ」
    美しい友情は覚えていたけど、傑作を追い求めた老画家の存在も決意もすっかり忘れていて純粋に驚いた。
    それぞれの最後の一葉にかける思いが切ない。
    いもとようこさんの描いた最後の一葉の赤が自分の想像していた赤よりも、強く、物哀しく心うたれた。
    生きる気力を蘇らせる魂を込めた赤。傑作だ。

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著者プロフィール

オー・ヘンリー/1862年、アメリカ・ノースカロライナ州出身。銀行勤務時代に横領罪で有罪判決を受け、服役中から短編小説を書きはじめる。ショートストーリーの名手と呼ばれ、庶民の哀歓を描く作品は時代や国境を越え多くの人々に愛され続けていて、生涯272編の短編作品を残し、これまで映画化された作品も多い。

「2023年 『人生は回転木馬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

オー・ヘンリーの作品

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