セロひきのゴ-シュ (大人になっても忘れたくないいもとようこ名作絵本)

著者 :
  • 金の星社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784323038896

感想・レビュー・書評

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  • 有名なお話ですが、初めて読みました。
    正直どう読み取ればいいのかよくわからなかったのですが、読み聞かせた後で息子が「なんかいい話だったね」としみじみ言って、心温まる物語として受け止めていることを嬉しく思いました。
    ゴーシュは最初は猫を虐めるような嫌な男でしたが、2日目の夜からは動物への態度が友好的な時もあり、鳥のために窓を蹴破って助ける場面もありました。ぶっきらぼうだけど動物との交流により優しくなったということでしょうか。
    セロの腕前が上がったのも動物たちが関わっているのかわかりませんが、上手くできないものをとことん練習し続けるひたむきな姿がゴーシュのいいところだと思いました。

著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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