どんぐりと山猫 (大人になっても忘れたくないいもとようこ名作絵本)

著者 :
  • 金の星社
3.36
  • (1)
  • (2)
  • (8)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 103
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784323038933

作品紹介・あらすじ

一郎に「裁判するからおいでなさい」という手紙が届く。行ってみると、山猫を判事に、誰が一番えらいかドングリたちが争っていた。一郎は「ばかでなってないのを一番えらいことにしよう」と提案。宮沢賢治不朽の名作をいもとようこが絵本化。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 作品世界を味わいたい気持ちはあるものの、とっつきにくい印象の宮沢賢治作品。しかし、いもとようこさんの可愛らしい挿絵によって、親しみ度アップ⤴️
    そして、この「どんぐりと山猫」は、どんぐりたちのワイワイが、とってもかわいいので、挿絵がマッチ。
    「よだかの星」は、苦手宣言したわが子も、コレは、どんぐりたちの様子に笑い出し、「保育園の自分たちみたい!」
    「注文の多い料理店」も出ないかなーー。

  • 2023.11.1 5-2

  • 「一郎に「裁判するからおいでなさい」という手紙が届く。行ってみると、山猫を判事に、誰が一番えらいかドングリたちが争っていた。一郎は「ばかでなってないのを一番えらいことにしよう」と提案。宮沢賢治不朽の名作をいもとようこが絵本化。」

    ・いもとようこさんの絵は童話絵本には◎だが昔話や物語では避けていた(このやわらかくて優しいイメージが印象に残りすぎる、もっとイメージを広げてほしいので)。でも、どんぐりと山猫の絵はイメージをあまり崩すことなく、物語の雰囲気にぴったりと合っていると思う。ねこもどんぐりも少年も、やっぱり登場人物はみなかわいいのだ。かわいいのが、ごちゃごちゃ裁判をやっているのが面白いのだ。

  • まさにドングリの…。

  • 読了

  • 宮沢賢治の究極心理だよな・・・自己犠牲と愚直さこそ美徳・・・・・・
    そんな激重感情をいもとようこ先生のキャワキャワ挿し絵でごまかされそうになるが・・・

  • 図書館

  • 宮沢賢治氏好き~いもとようこ女史好き~♪なので・・

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宮沢賢治の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×