家族コンプレックス (NHKオトナヘノベル)

制作 : NHK「オトナヘノベル」制作班 
  • 金の星社
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本棚登録 : 69
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784323062136

感想・レビュー・書評

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  • 『彼氏がマザコン?!』や『親の敷いたレール』では、親というものがどれだけ子供の人生に影響を与えるか知ることができた。振り切ってでも子供が変わらなければいけないと思った。

    『一番近くて遠い空』はとても共感できた。自分は向井さんと同じで下の兄弟が優秀だが、性格は小雪に似ている。(一番損なタイプ…) 今は比べることはないが、過去に辛いと感じたこともあるので感情移入した。

  • 10代の子どもたちの悩みをテーマにした短編集。
    ストーリーの後に、専門家の解説もあり。
    物語は物語で、きちんと面白い。

    「家庭教師コウの事件簿Ⅰ彼氏がマザコン?!」長江優子
    …初めて出来た彼氏は、デートやらSNS で母親のことばかり。私のこと、大切にしてくれてるのかな?
    母思いかマザコンか。見極め大切。この母は、怖かった。母の息子離れって、難しいのかな。

    「家庭教師コウの事件簿Ⅱ親の敷いたレール」長江優子
    …模試でいい点数を取ることも、弁論大会のスピーチも、お母さんが喜ぶからだったんだ。
    親の望みと、自分の望み。

    「いちばん近くて遠い空~わたしと兄~」みうらかれん
    …兄のことは大っ嫌いだ。私がどんなに努力しても、兄はひょいと家族の関心をさらっていってしまう。
    上の子は上の子の、下の子には下の子の悩みがある。

  •  主にネットの問題を青少年の普及用に書いていたように思っていたのだけれど、急に家族の話になって。
     しかも、マザコン男の話になって。
     あれー……? みたいな。

     付き合った彼氏がマザコンでした。
     さあ、どうしましょう? みたいな感じで。

     確かに、これ、当事者にとってはすごい問題なんですよ!
     めっちゃ困る。とにかく困る。
     どうしていいのかわからないくらい困る。

     でもさ! これが一番、顕著に困るのって人生の先を見てしまった人間から言わせてもらえば、結婚した時! なんですよ!!
     正直、そのまま結婚できるかどうかわからない、中高までのティーンにとっては大した問題ではない、というか、こいつと別れて次に行ったらいいじゃん……程度の問題というか。
     張本人と関わらなければ、害悪ないんですよね。
     ネットの問題とかは、一度火がついちゃうと「やーめた!」ってなっても勝手に広がり続けるし、リアルに迷惑被るし、どうしようもできないってところがあるから、そういう場合の対処法とか、いかに被害を最小限に抑えるか、とか知っておいた方がよかったし、内容としても、完ぺきとはいえないまでもある程度まで「正しい」対処法だったわけですよ。
     でも今回は、マザコン問題を解決してくれたのが、猫を連れた家庭教師っていう、うさんくさいことこの上のない設定の男で。
     申し訳ないけど、そんなやつ、現実には表れないから……とため息をつきたくなるような何かでした。
     なんで、こんな急にファンタジー路線に走ってしまったのか……頭が痛いー!!

     所詮NHKの限界かな……と思ってしまいました。

  • なんとも道徳的な、、、

  • これは・・・ありきたりの話で、あまりおもしろくなかった。

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